釧網(せんもう)本線 止別(やむべつ)駅
以前、レンタカーを借りて、北海道旅行をふらっと一人旅で、撮影旅行をしたことがあります。
旭川空港~美瑛~富良野~帯広~阿寒湖~釧路~羅臼~知床~宇登呂~網走~美幌~北見~女満別空港と、6泊7日で結構な距離を右往左往、彼方此方をうろちょろしながら、レンタカーで走り回りましたね。
その時の写真を観ていて、まず思い出したのが「ローカル線の撮影は大変だ」です。
釧網本線の止別駅に立ち寄った時に、止別駅のホーム周辺にルピナスの花が綺麗に満開で咲き誇っていたのですよ。
早速、列車が駅に到着するタイミングで撮影してみることにしました。
止別駅の時刻表を観て見ると、上りも下りも停車する列車は1日にわずか7本しかありません。
※2024年5月現在では6本だけですヨ!更に減ったね~
今回はレンタカーで止別駅まで来たから良いものの、『乗り鉄』で止別駅に来て、途中下車してホームから列車を撮影しようと思ったら、かなり大変ですよ。
次の列車が到着するまで、日中はなんと約5時間待ちなんて時間帯もあるのです。
今回は運良くタイミングが合い、釧路行きが1時間も待たずに止別駅に到着、網走行きもその1時間後に到着してくれたので、本当に助かりました。
宿泊する予定の宿に夕方に到着すること以外は、自由気ままに走っているので、実は事前に時刻表の確認も何もしていなかったんですよ・・・
早速ホームに出て、ルピナスの花が前景に綺麗に入る構図を探して、ホームをウロウロして撮影場所と構図を決め、止別駅に入ってくる列車をひたすら待ちます。
暫くすると釧路行きの国鉄キハ54形気動車、北海道向けの酷寒地型(キハ54-523)が遠くに見えてきましたよ~。
減速しながらどんどん近づいて来る気動車を、自分好みの構図となった所でシャッターを切ります。
止別駅から発車し走り去る姿も映して、無事撮影完了です。
更に1時間後に、今度は網走行きの国鉄キハ54形気動車、北海道向けの酷寒地型(キハ54-516)も同様にして撮影しました。
どちらの列車も、1両だけでの運行でしたね。
その後しばらくして、釧路行きの国鉄キハ54形気動車(キハ54-517)と国鉄キハ40形気動車(キハ40-1725)の2両編成が止別駅に入ってきたので、これも撮影をして止別駅での撮影は終了です。
そう言えば土曜日の夕方、友人と夕食を食べに行く途中に、車で東海道本線共和駅の近く、線路沿いの道を通ると、撮り鉄さんが数名居ましたね。
先日見かけた方は、高そうな白い望遠レンズを付けたデジタル一眼レフカメラで、名古屋方面に向かう下り列車を撮影しているようでしたが、どんな構図の写真を写しているのでしょうか?
変な聴き方になると失礼ですし、トラブルの元なので、撮り鉄さんに何も聴きはしませんでしたが、私とは写真撮影の方向性・コンセプトのタイプが180度違うのであろうことは、なんとなくですが判ります。
撮り鉄さんの撮影機材と周囲の風景を眺めて見て、前景も後景(背景)もあまり気にしないのだと、理解出来ましたからね。
パッと見ですが、私のような季節感を出すために、風景の中の一部としての列車撮影では無く、列車だけを主体主役としての撮影なのだろうと思いましたよ。
多分きっと、この撮り鉄さんたちが私の写真を観ても、同様に撮影のタイプが180度違うと思うことでしょう。
ま~お互い、楽しく安全にルールを守った撮影が出来ているのであれば、それでイイのですよ。
次話からは、レンタカーで彼方此方走り回った、北海道旅行の1週間を連載しようと思います。
他の作品の宣伝です。
この『撮影旅行よもやま話集』以外にも、『日常生活よもやま話集』連載中や『 閃光 衝撃 轟音 の記憶 』完結済みが【小説家になろう】内に投稿してありますので、気が向いたら読んでみてね~




