立山室堂 剱岳
写真仲間達と次の写真撮影旅行の行先を相談していた時、毎度さんから「まだ立山室堂に泊まったことが無かったよね~」との話が出ました。
確かに旅行社のツアーで、立山黒部アルペンルートには行ったことがありましたが、室堂は日中に通過してしまい、宿泊は大町温泉や宇奈月温泉でしたね。
ところで、立山黒部アルペンルートは、あまり個人旅行で行くものではありませんよ~
ロープウェイなどの乗り物は、時間指定で事前予約している団体客を優先して乗せてしまいますから、常に待たされ中々乗車出来なのです。
乗れても団体客の隙間に何名かを乗せてくれるだけでしたから、中々順番が回って来ません。
だからどんどんイライラが募って、腹立たしく思えてきますからね。
早速、旅行社に確認してみると、室堂の温泉宿に宿泊するツアーもありましたので、写真仲間達と日程調整をして、夏休みを利用して写真撮影に行ってみることとなりました。
ツアーのバスに揺られて、あと少しで室堂に到着となるころ、車窓からとても綺麗に『剱岳』が観えました。
今すぐに写真撮影がしたいとウズウズしているものの、しかし、ツアーのバスですから勝手には停められませんし、お願いもできません。
無事に室堂のバスターミナルに到着、添乗員に連れられて宿泊する宿にチェックインを完了したところで、写真仲間達に「さっき『剱岳』が綺麗に観えた場所まで戻って写真撮影がしたい」と伝えてみました。
写真仲間達には「翌朝の写真撮影で良いのでは?」とは言われましたが、諦めきれません。
だから私は「今綺麗に観えているのだから、翌朝だと『剱岳』が逆光で黒く潰れてしまう可能性がある」と伝えると、皆さん納得してくれました。
『剱岳』が観えた場所までは結構な距離を戻ることもあり、写真仲間達の誰も同行する人が居なかったので、急いで一人走って戻ることとしました。
室堂の標高は約2450m、大きなアルミのカメラバックと重い三脚の合計15キロ程を抱えて走るのは、酸素不足で息が切れてしまい、高地訓練のような状態で本当にキツかったです。
でも刻一刻と天候は変わるし、夕方になって行くので、汗だくの状態で本気で急ぎました。
だから写真仲間達を『剱岳』の撮影場所まで走って戻ることに、付き合わせなくて良かったとつくづく思いましたよ。
バスの車窓から『剱岳』を観た時からは、既に1時間近く経過してしまいました。
『剱岳』の周囲に少し雲が出ているなど、多少の変化が観られました。
でも、何とかバスの車窓から『剱岳』が観えていた近辺まで戻って、少しでも綺麗に写真撮影出来る場所を近辺をウロウロして探し、無事に写真撮影をすることが出来ました。
バスの車窓からだと目線の高さが違うのですから、地上からだと目線が少し低くなり、景色が同じようには観えないのですよ~
また走って宿に戻るのは、流石にキツかったので、ゆっくり歩いて戻りましたよ。
今更ながらに、アルミのカメラバックと三脚が重いな~と思いましたね。
宿に戻ると写真仲間達は既に入浴も済ませ、夕食まで待てなかったのでしょうか、のんびりと立山の地酒(チョットお高い大吟醸)を楽しんでいました。
呑兵衛氏曰く、最初は少し贅沢して良いお酒を嗜み、それなりに酔ってきたら、もったいないから普通のお酒に変更するのだそうな・・・
今では山歩きをする場合には、大きなアルミのカメラバックは使わずに、大きなリック式のカメラバックを背負うようにしています。
アルミのカメラバックよりも随分と軽いし、背負うので安定しますし、両手が問題なく使えます。




