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苔生す平泉寺白山神社

 日帰りのバスツアーを利用して、旅行仲間達と苔生す平泉寺白山神社の周辺を、散策して来た時のお話となります。

 バスですから途中の休憩があり、『道の駅九頭竜』に立ち寄りましたが、越美北線(九頭竜線)の終着駅である九頭竜湖駅が隣接しているので、丁度駅に到着した列車も撮り鉄で記念に写してみました。


挿絵(By みてみん)


 平泉寺白山神社の近くにある駐車場に到着すると、同じ旅行社のバスが既に駐車場に停車していましたし、私達の乗るのバスが到着した以降にも、同じ旅行社のバスが駐車場に入って来ました。


 きっと出発地点等は異なるが目的地はみんな同じの、バスツアーなんでしょうね。


 彼方此方からのバスが到着する駐車場で解散前に、集合時間等の説明がされたのです。


 でも、私達は一番後ろに居たためなのか、一生懸命にお話をされていますが、周囲の喧騒に負けてしまって、ほとんど聞き取れませんでした。


 「聞こえないよ~」と大声で一応伝えましたが、添乗員のおね~さんの声が大きくなることは、残念ながら最後までありませんでした。


 駐車場からバスが移動してしまうことと、平泉寺白山神社の周辺を散策する時の注意事項やイベント案内の様でした。


 だから、細かいことはあまり気にせず、集合時間と集合場所だけ念のために再確認して、周辺地図を受け取って、サッサと平泉寺白山神社の散策に出発してしまいました。


 後で添乗員のおね~さんと少し話をしましたが、とてもシャイな方で元々の話す声自体が、とっても小さかったですね~。


 白山信仰の拠点のひとつとなった平泉寺白山神社、拝殿へ続く石畳の両側では木々の間に広がる見事な苔を見ることが出来ましたよ。


 それこそ境内一面が鮮やかな緑色の苔苔苔の苔だらけ、人の立ち入りを拒むかのような苔だらけの景色に、圧倒されてしまいました。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 不揃いな石段を歩く散策する方々が、一人も写真に写り込まないようにしながら、写真撮影するのは中々に大変です。


 三脚にカメラを固定して、じっと我慢して、決めた構図の中から人が捌けるのを待っての写真撮影ですから、どうしても時間もかかってしまいます。


 概ねバス1台分の散策者達がほぼ纏まって歩いて来るので、一団が通り過ぎるのをじっと待っている、誰も居なくなった一瞬を写真撮影するのイメージですね。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 バスツアーで平泉寺白山神社周辺の散策に、大勢の方々が来ているのですから、同じ場所に何時までも留まって写真撮影している、私の方が異質なので、こればかりはどうにもなりません。


 私が一カ所にずっと留まって写真撮影しているその間も、旅行仲間達は彼方此方と観て回っていますが、こればかりは目的が違うので仕方がありませんね。


 旅行仲間達には「綺麗で写真映えする場所を見つけたら教えてね、何かトラブルがあったら電話を入れてね」とだけお願いしておいて、今回は私を完全放置してもらいました。


 他の散策している方々と比べてしまうと、たぶん半分程度か半分以下しか散策で歩いてないのでしょうが、集合時間ギリギリまでしっかり写真撮影をして、バスに戻りました。

 そう言えば、バスツアーの添乗員さんは個人事業主なんだそうですよ。


 旅行社の従業員ではなく、ツアーの添乗ごとに契約した報酬を受け取り、自分で確定申告をするんだとか。


 「意外と体力勝負なところがあるので、いつまで続けられるかな~」って

言ってましたが、転んだことでケガをしたお客さんの介添えをしたり、代わりに荷物を持ってあげたり、8時間労働では絶対に収まらない長時間労働だったりと、確かに大変そうです。


 年金も国民年金を掛けているだけなのだそうで、いくら好きでやっている仕事だとしても、引退した老後がチョットばかり心配ですね。


 「コロナ渦でバスツアーがほとんど全部中止になり、添乗員の仕事が全く無くなってしまったものだから、当然収入も無くなり、貯金を取り崩してのギリギリ生活で本当に大変だった」と、嘆いていました。

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