石山寺ライトアップ
まだフイルムカメラのペンタックス67Ⅱを主機として持ち歩いていた、最後の年のお話となりますから、前話のラッピング電車の前年になるかと思います。
周囲よりも相当遅れてですが、デジタル化と言う時代の流れに従って、とりあえず程度の良いペンタックス645Dの中古機を探して買って、翌年の1月からペンタックス645Dを主機に変更したのです。
新品のペンタックス645Zは、チョット?かなり?値段が高すぎて、流石に手が出ませんでしたが、645Dは好い選択だったと思っています。
なにせ何処に行っても、フイルムカメラで写真撮影しているのは、私たった一人だけ、周りは全部デジタルカメラでしたからね~。
周りから珍しいものを見る眼で見られて、かなり悪目立ちましたよ~。
ではなぜペンタックス645Dにしたのかと言うと、フイルムカメラのペンタックス645系列の交換レンズが大量にほぼ全種類在るので、とりあえずはレンズを買わなくても済む、今在るレンズで写真撮影が出来てしまうからですね。
67系のレンズ群もペンタックスの67レンズ用の変換アダプター645を使えば、絞り優先自動露出のオート撮影が出来る状態のままで、全部のレンズが645Dでも使えてしまいます。
石山寺は紅葉の時季限定のイベントで、ライトアップをしていました。
日中の参拝時間が終了すると、一旦門を全て閉めてしまい、別受付で17時30分から改めて開門です。
折角だから観て行こうと、石山寺の周辺を散策しながら、17時30分に門が開くまで時間を潰して待ちましたよ。
夜の開門で石山寺の門をくぐると、日中とは全く雰囲気が違う、和のライトアップがされていました。
香嵐渓のようなナトリウム灯の黄色い光のライトアップと違って、人の眼で観る分には問題なく綺麗な夜景のライトアップでした。
ホワイトバランスで調整が出来ないフイルムカメラでは、紅い紅葉の彩を出すのはチョットばかり無理でしたが・・・とりあえず何枚か写真撮影して来ましたよ。
実際、現像してみるとチョットばかりどころではない、とても残念な写真でしたから、多分これがフイルムカメラの限界とあきらめて、デジタル一眼レフカメラを主機にする機会となった、変更を決断したきっかけだったのだと思います。
今ではフイルムも現像も高価になりましたし、現像のたびにカメラ店にフイルムを持って行かなければならない手間も考えれば、デジタルカメラを主機にする好いタイミングだったのでしょうね。




