第9話 母帰る
15日目。突然お母さんたちが帰国した。今朝、成田に着いてそのままここに直行してきたらしい。
お母さんは部屋に入ってくるなり息を弾ませる。
「もう、空ちゃんに会いたくて会いたくて!」
「よく言うわよ。私たちのことなんか忘れて楽しんできたくせに。こっちは大変だったんだからね」
「ごめんね美央。ちゃんとお土産あるから。で、空ちゃんは?」
「お昼寝してるよ」
「あら。残念。じゃあ待つことにするわ」
(先に言っといた方がいいよね……)
お母さんが空に会うのは久しぶり。空はもう二歳半ぐらいに成長してるからお母さんビックリするだろうなあ…。
「あのね、お母さん」
「なあに? 美央」
「じつはね。冷静に聞いて欲しいんだけど……空が……っていうか、空は……」
アタシがモゴモゴしてると空が目をこすりながらダイニングに入ってきてしまった。
「マ~マ」
(遅かった! ……やば)
予想通り。お母さんは空を見て固まった。
……気まずい空気。てか、フォローのしようがない。
お母さんはしばらく口を半開きにして顔を引きつらせた。金魚みたいに口をパクパクさせるけど言葉が出てこないらしい。で、ようやく声を絞り出す。
「そ、そ、空ちゃん? お、大きくなった……わねえ」
空はお母さんの顔を見て首をかしげる。
「だえ? こえ、だえ?」
お母さんのリアクションも酷い。
「お、お、覚えてないの? ……そ、そりゃあ、ま、む、無理だわね」
なんだか電波が悪いトコでの携帯の会話みたいだ。
お母さんは(どういうこと?)って風にアタシを見る。けど、そんな目で見られても困るし!
「ママ。こえ、だえ? おともらち?」
「お友達じゃないの。一応、ママのママ」
アタシの説明に空が(わからない)って顔をする。
お母さんは気を取り直して空の顔を覗き込む。
「空ちゃん。ちょっと見ない間に大きくなったわね」
「ん~」と、空はまだ様子見。
「そうね。私はママのママだから……空ちゃんは私のこと天音ちゃんって呼んでね」
(おいっ! そこは『バーバ』でしょ!)
「ん~」と、空ははずかしそうにアタシの足にしがみつく。人見知りしてるみたい。
「ね、お母さん。やっぱ2週間のブランクは大きいでしょ」
嫌味たっぷりにそう言ったつもりだけど、お母さんにはあんまり効いてない。
「そうね。でもじき慣れるわよ。小さい子の扱いなら心得てるつもりよ。なんたって経験者ですもん」
そのへんは気楽でいいなぁって思う。だってお母さんは可愛がるだけでいいんだもん。一番、大変なのはアタシなんだから!
「しかし……短期間でこんなに大きくなっちゃうなんて」
お母さんはまだ信じられない様子でしげしげと空を観察する。そして残念そうに言った。
「やだわ。お土産にお洋服買ったのに! これじゃ全然着られないわねえ」
(そっちの心配かいっ!)
アタシはずっこけそうになった。お母さんに限っていえば、空の秘密のことはあまり心配しなくてもいいのかも?
(でも、さすがに依頼主が『悪魔』だってことは説明しておかないとまずいかも……)
アタシがそう思った瞬間だった。
『その心配は無い』
聞き覚えのある声に思わずため息が出る。
(今までさんざん放置しておいて今さら……)
そう思って振り返ると悪魔の依頼主がイスにふんぞり返って紅茶を飲んでいる。
「あら。依頼主さん!」と、お母さんの顔が輝く。
『しばらくだな』
そう言って悪魔の依頼主はニヤリと笑った。
アタシは文句を言う。
「しばらくもなにも、アタシたちにまかせっきりじゃない! すっごく大変だったんだからね!」
『知っている。いつも見ていると言ったはずだ』
「だったら! もう……」
そう言いかけてアタシは昨日の出来事を思い出した。イタチ顔の男のことだ。
「そうだ! 心配ないって言うけど空の能力のこと知ってるかもしれない人がいたよ?」
アタシがイタチ男の顔を思い浮かべると、依頼主はじっとアタシの顔を見た。そして首をひねる。
『さあな。アスタロトの所に似たような奴がいたような気がするが……』
そっか。この人、悪魔だからアタシの頭に浮かんだイメージも見えちゃうんだ。
「超キモイ奴なんですけど! 本当に見覚えないの?」
『いちいち下級悪魔のことなど覚えていられるか』
あすたろと? 下級悪魔? やっぱりワケわかんない。
そこでお母さんが口をはさむ。
「あ、あのう……話が全然みえないんですが?」
しょうがない。説明しなきゃ。
「あのね、お母さん。信じられないかもしれないけど、この人『悪魔』なの」
「はい? 悪魔? え?」
お母さんは目をパチクリ。で、しげしげと依頼主の顔をながめる。
依頼主は「フン」といった感じで指をパチンと鳴らした。するとテーブルの上に突如、大きな花束が『ボン!』て具合に出現した。
『これで信じたか?』
悪魔の依頼主はニヤリと笑う。
「ちょって待てー! なんでお母さんの時は花束?」
アタシの時なんて頭にリンゴだよ? なんなの? この差は!
『レディには花束を。ガキにはリンゴを、だ』
依頼主の失礼な言葉にアタシがキレた。
「だ、だ、誰がガキなのっ! 超ムカつく!」
「マンマ」
足元で空がアタシのスカートを引っ張る。
(そうだった。空のこと忘れてた……)
そこはぐっと怒りをこらえる。空の頭を撫でながら感情を押し殺して尋ねる。
「で、お母さんはいいとして、空の秘密がバレる心配はホントに無いの?」
それは前から気になってた。だって、お隣のハマドとアシムだって本当は気付いてるんじゃないかって思ってた。だって、会うたびに大きくなってるんだもん。
依頼主は余裕をかまして答える。
『一応、フォローはしている。この子の秘密がもれることはないはずだ』
どういう手を使ってるのか知らないけど……そりゃ悪魔だもんね。人の記憶をいじったりするのなんて楽勝なのかも。
「ママ。こえ、だえ?」
気がつくと空がアタシの足に隠れるようにしておそるおそる依頼主の顔を見上げている。
「う……それは……」
うまく説明できない。この人が本当のお父さんだよって言っても空に理解できるかなぁ。今のところケン兄ちゃんが『父親役』だし…。
依頼主はチラリと空の顔を見て表情を変えずに言う。
『構わん。いずれこの子にも分かるだろう』
まるで愛情がない! っていうか空を見てもなんとも思わないの?
(こんなんじゃ空がかわいそう!)
そう思って思わず「それでも父親なの?」って口走ってしまった。
『なんだ? いきなり』
依頼主のその冷静さが許せない。アタシは思いつくまま厳しい質問を浴びせる。
「この子のお母さんは誰なの? てか何で悪魔が子どもなんか作っちゃてるワケ?」
『そ、それは……だな』
はじめて依頼人主が動揺したように見えた。
「ね、なんで?」
『うむ。まあ、その何だ』と、依頼人が口ごもる。
アタシが「ね、何で?」としつこく聞くと依頼主はちょっと咳払いして答えた。
『私としたことが……その、魔が差したのだ』
「悪魔のくせに魔が差した? 変な言い訳」
『な、お前! 別に言い訳ではないぞ!』
「はいはい。で、この子が出来ちゃったのね?」
『うむ。まあ、そういうことだ』
そう言って恥ずかしそうにしてる悪魔の依頼主。
(意外に可愛いトコあるじゃん!)
すると依頼主は、またアタシが考えてることを読み取ったのかアタシを睨んだ。
でもアタシはそれを「ふぅーん」と、スルーしてさらに責め立てる。
「で。この子のお母さんはどうして出てこないの?」
『あ~まぁ、細かいことは気にするな』
「離婚? 魔界にも別居とか離婚とかあるの?」
『そ、そんなものは無い! そもそも結婚などという習慣は無い』
アタシは嫌だな。結婚がない世界なんてツマンナイ。
「ママねむいよお……」
足元で空が大きなあくびをする。まだ大人の会話は理解できないから退屈なんだと思う。
その隙に依頼主は視線を泳がせながら席を立とうとした。アタシの質問攻めに参ったのかもしれない。
「ちょっと! 逃げないでよ!」
『ば、バカもの。誰が逃げるなど……私は忙しいだけだ』
明らかに挙動不審! 悪魔の依頼主は早くこの場を立ち去ろうとしてる。
『で、では、残り半分の間、息子を頼んだぞ』
そう言い残して依頼主は珍しくぎこちない動作でイスから立ちあがる。そして廊下に出るかどうか迷うような素振りをみせて『ぱふっ』って音を残して消えた。
「き、消えた?」と、お母さんが驚きの声をあげる。
「いつもは玄関から帰るんだけどね。今日は慌ててたんじゃない」
「美央……あなた」
「え……な、何?」
「あなた。成長したわね! 悪魔を退散させるなんて!」
「はい?」
それって褒めてるの? なんかお母さん、分かってるようで分かってないような…。
「ママがないないしたの?」
空が心配そうに聞くのでアタシは空を抱き上げて首をふった。
「ううん。お家に帰ったんだよ。『ぱふっ』って」
(けど……悪魔が姿を消すのに『ぱふっ』はないでしょ。『ぱふっ』は!)
あの悪魔の依頼主を『こらしめてやった』っていう充実感。でも、その一方で嫌なこと思い出しちゃった。『残り半分』あと半月で、この生活は終わってしまうってことを…。
* * *
18日目。公園で遊ばせようと空を連れて行った時のこと。
空が、おもちゃを持って張り切って砂場に入ると、ひとりのお母さんが急に自分の子どもを引き上げてしまった。子どもの方はまだ遊びたがってたのに無理やり砂場から連れ出したように見えた。すると砂場にいた残り3人の母親も同じようにそれを真似する。なんだか空が来たから皆それを避けてるみたいで凄く嫌な感じ。
(なんで?)
アタシが茫然としてると子どもを引き上げたお母さんたちがアタシたちの方を見て何かヒソヒソ話をしてる。
(なんで……避けられてるの?)
全然こころあたりが無い。アタシはむっとしてお母さんたちに向かって聞いてみた。
「なんなんですか? アタシたちが何かしました?」
つい強い口調になってしまった。けど、アタシらは何も悪くない。
すると4人組の母親のうちの一人が口を開く。
「おたく、どちらさん?」
明らかに敵意むきだし。おまけに他の2人が「キモくない?」とか「ありえなくない?」とか言ってるのが耳に入ってきた。
「てか、おたく何人子どもいんの? その歳で?」
意外な質問にアタシはぎょっとした。
「あなた、犬の事件の時も赤ちゃん連れてたよね?」
と、はじめに口を開いた母親が不審そうな顔つきでアタシを見る。
答えに詰まる。
(犬の事件って、あれが空のしわざだってことはバレてないはず……)
アタシが黙ってると金髪のお母さんがアタシを見下したような口ぶりで言う。
「その子、前にトモちゃんと遊んでた子のお兄ちゃん?」
(どういうことだろ? お兄ちゃん? ……あっ!)
それで気付いた。ここ数日間で空は他の子よりもずいぶん大きくなってる。今の空は人間の子でいうと3歳ぐらい。確かにこの子たちよりはひとまわり大きい。だから兄弟が何人もいるって勘違いされたんだ…。
「ぶっちゃけ、名前も知らないような子と遊ばせたくないんだよね」
ひとりの母親が吐き捨てた言葉に他の3人が頷く。
たぶん、この人たちはアタシや空みたいな部外者を警戒してるんだ。
(……そんな風に見られてたなんて。全然、気付いてなかった……)
事情を説明したところで信じてもらえるはずもない。
(悔しい。けど、こんな人たちの前でなんか泣きたくない!)
精一杯、相手を睨み返してアタシは空の手をとった。
「行こ。空」
けど、空が動かない。
「空?」
空は立ったまま子どもたちの方を見てる。その寂しそうな表情に胸が締め付けられる。
(みんなと遊びたかったのね……)
心無い母親たちに砂場から引き離された子どもたちもじっと空の方を見てる。
冷たい視線にいたたまれなくなってアタシは空を抱きかかえた。空の気持ちを考えたらもっと食い下がった方がいいのかもしれない。
(けど……これ以上ここにいたら)
それだけは避けなくちゃ。こんな所で空の力が炸裂したら、それこそ大変なことになっちゃう!
逃げるのが嫌だったのでアタシはわざと大またでスタスタ歩いて公園をあとにした。
公園を出た所で涙があふれてきた。
(こんなのって! こんなの……)
悔しくて泣けてくる。
「ママ、ありゅく」
空が自分で歩くと言い出したので空を下ろしてやる。しゃがんで空の顔をのぞきこむ。
(なんであんな目にあわなきゃならないの?)
ちょっと他の子より成長が早いだけなのに……あんまりだよ!
「ママ、ないちゃ、らめだよ」
空が心配そうに言った。本当は自分も傷ついてるはずなのに…。
空が受けた理不尽な差別。こんな小さな子どもには理解できないだろう。
アタシは空のほっぺに両手を添えてちょこんとおでこをぶつけた。
(こんなことで人間を嫌いにならないでね……)
心からそう願わずにはいられなかった…。
* * *
ウチに戻ってからケン兄ちゃんに相談した。
話を聞いたケン兄ちゃんは渋い顔をしてうなる。
「空はすぐ大きくなっちまうからな。その点、同年代の友達を作るのは難しいのかもな」
「そんな……友だちができないなんてかわいそすぎるよ」
「だな。子どもの頃の友達は大事だもんな」
「悪いのは大人だよ。だって子どもたちは空と遊びたがってたもん」
「うーん。けど、世の中ってそういうもんなのかもよ」
そこでケン兄ちゃんは遠い目をした。
「そんなのってない!」
アタシは声を震わせる。
「けどな。ちょっと自分たちと違うってだけで簡単に仲間はずれにする人間が多いのは事実だ」
それは分かってる。どこにいっても『いじめ』があることは知ってる。けど、親が子どもの付き合う相手を制限するなんて絶対おかしいよ!
ケン兄ちゃんはアタシの肩をぽんぽんと叩いて呟いた。
「子どもを天使のように育てるには厳しい世の中なのかもな……」
その夜、ひとりで考えた。
しょせん人間はひとりでは生きていけない。生きてくってことは人と繋がってることなんだ。だから生きている時間のほとんどは誰かと関わっていなければならない。なのに、この世界には悪意が満ちあふれてる。アタシはニュースとか見ない方だけど、それはうすうす感じてる。そんな中で純粋な人だけに囲まれて生きてくことなんてできっこない。完璧な人間なんて居ないんだ。アタシやケン兄ちゃんを含めて…。
(もしかしたらあの依頼主はそれが分かってて空をアタシたちに育てさせてるのかもしれない)
ふと、そんな疑問が頭をよぎった。
* * *
19日目。もうあの公園には行きたくない。
空には悪いけど同じところには2回行かないようにしようって思う。
(どこか空と同じくらいの年齢の子がいる遊び場ってないかな)
そう思って午前中は駅の反対側まで遠出して別な公園に行った。真夏なので外で遊んでる子どもは少なかったけど、やっぱりそこは子ども同士、いつの間にか仲良く遊んでいる。
(でも、せっかく仲良くなった子も……あと何日いっしょに遊べるんだろ)
今はいいけど数日後には空が大きくなりすぎて、いっしょに遊べなくなってしまうに違いない。そう思うとなんだか切なくなってきた。
ファミレスで食事をして午後からはスーパーの子ども広場で遊ばせる。100円入れる乗り物にのせたり、子ども向けDVDを見せたり、空は楽しそう。けど、アタシはモヤモヤっとした気分をどうにもできないで落ち込んでいた。
* * *
夕方、マンションの前まで帰ってきた時にハマドとアシムに会った。ちょうどこれから出かけるところらしい。
ハマドが陽気に話しかけてくる。
「ヤッフー! 空チャン、天気デスカ?」
ハマドの間違いはネタなのか天然なのか分からない。おそらくヤッフーはヤッホーの、天気は元気の間違いなんだろうけど今は突っ込む気にもなれない。
そんなアタシの代わりに空が答える。
「ぼく、げんきよ。パマロ」
(パマロ? それってハマドのこと?)
アシムがハマドを指差して笑う。
「アッハー、パマロダッテ! 名前、間違エラレテルヨ」
アシムにからかわれたハマドが真剣な顔で言う。
「何言ッテンノ。ボクノ名前、『パマロ』ヨ」
ハマドが大真面目にそんなこと言うから吹いちゃった。たぶんハマドは前に自分の名前を空に呼んでもらえなかったことをまだ根に持ってるんだと思う。
「もう。嬉しかったのはわかるけどアンタが名前変えてどうすんの!」
「美央サンマデ、シッツレイ。ワタシ、昔カラ『パマロ』ヨ。ダカラ空チャン、合ッテル!」
どんだけ悔しかったんだか!
(アシムばっかり名前覚えられてたから対抗してるんだ)
そんな風に笑ってても、どこか不安な気持ちは晴れない。そこで、アタシはハマドたちに向かって思っていたことを口にしてしまった。
「ね。ハマドもアシムも変だと思わない? だって、この子、他の子より成長が早いでしょ」
その質問に2人が、まずいなって表情で顔を見合わせる。
自分でも何でいきなりこんなことを言い出したのかが分からない。空の前なのに…。
もしもって時は依頼主が何とかしてくれるだろうから秘密がもれることはないと思う。けど、正直、この2人が空のことをどういう風に思ってるのかが知りたかった。
アシムはアタシの顔を見て「美央サン……」と、困った顔をした。
ハマドも言いにくそうに言葉をつなぐ。
「ソ、ソレハ、確カニ……」
(やっぱり! 2人とも表向きは空のこと「可愛い」「可愛い」って言ってるくせに心の中では空のこと……)
どうしようもない悲しみがわきあがってくる。
その時、ぽつりとアシムが呟いた。
「多分、コノ子ハ神ニ愛サレテルンダヨ……」
「え?」
アタシは思わぬ言葉にはっとした。
ハマドが空の頭に手を置いてゆっくりとなでる。
「ソウダネ。空チャンハ、アッラーノ神ニ愛サレテルンダネ」
(そういう考え方もあるんだ!)
なんて前向きな考え方なんだろ。なのにアタシは……悪い方にばかり考えてた。
ハマドとアシムの表情を見てるとじわじわと喜びがわいてくる。
「ありがと……」
思わずそんな言葉がもれていた。それは素直な今の気持ち。
(でも、神様じゃなくてホントは悪魔の子なんだけどね)
その言葉は心の中にしまっておいた。
「ありがとう。ハマドもアシムもいい人なんだね」
おかしな兄弟だけどなんだか2人に救われたような気がした。




