グランディオーソ 【決戦!! マジックコロシアム】 26
[場所:道路]
[吹雪]:「悪い、遅くなった」
[舞羽]:「ううん、大丈夫だよ」
[吹雪]:「よし、帰ろう」
[舞羽]:「うん」
俺たちは帰り道を歩き出す。
[舞羽]:「はい、コレ」
[吹雪]:「おお? サンキュー」
[舞羽]:「優勝した特典」
[吹雪]:「これから褒美をもらうってのに、いいのか?」
[舞羽]:「いいの。それに、いつも手伝ってもらってるからね」
[吹雪]:「宿題か?」
[舞羽]:「その他もろもろ」
[吹雪]:「じゃあ、ありがたくいただくよ」
俺はプルタブを開けて一口飲んだ。
[吹雪]:「ぷは、試合後のジュースは格別だな」
[舞羽]:「改めて、優勝おめでとう、吹雪くん」
[舞羽]:「サンキュー、お前たちが応援してくれたおかげさ」
[吹雪]:「あ、聞こえてた?」
[吹雪]:「もちろんだ、メチャクチャ聞こえてたぞ」
[舞羽]:「届いててよかったよ」
[吹雪]:「だから、喉が少し枯れてるんだろ?」
[舞羽]:「えへへ、こっちも燃え上がっちゃってたから。見てるだけですっごく興奮してたよ」
[吹雪]:「マジか」
[舞羽]:「おおマジだよ。特に決勝戦はすごく見応えがあったよ」
[吹雪]:「本当か?」
[舞羽]:「うん、あれこそが決勝戦って言うんだね。再認識したよ」
[吹雪]:「確かに、すごい戦いだったな」
あんな激しい試合をするのは、今回限りかもしれない。
[舞羽]:「私なら5秒で気絶は必至だね、きっと」
[吹雪]:「爆発がよく起こってたしな。確かに危険ではあったな」
[舞羽]:「まるで戦争を見てるみたいだったよ」
[吹雪]:「戦争みたいなもんだろ、あれは」
地雷みたいなものも設置してたからな。
[舞羽]:「吹雪くん、前世は将軍だったりして」
[吹雪]:「それは、ないんじゃないか?」
[舞羽]:「そうかな?」
[吹雪]:「神のみぞ知る、ってか?」
[舞羽]:「だね」
[吹雪]:「あれ? そういえばマユ姉はどうした?」
[舞羽]:「この後に仕事が入ってるんだって。パーティーまでには帰ってくるって言ってたよ」
[吹雪]:「そうか、ならいい」
俺たちと同じ時間に帰れるってのも少々違和感があるしな。




