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20 鹿…?

17話でちょっと致命的なミスを見つけてしまったので、修正しときました。

…矛盾で、ん?って思った人、すみませんでした…


修正点 魔石による移動を、階段による移動に変更


理由 第一話で、第5階層に行っているにも関わらず、階層移動の方法を知らないという矛盾点が発生してしまったので。

「はぁ… 次の敵は何かなぁ?」


 さっきのウサギはちょっと盛り上がりに欠けたな…

 喋る相手との戦闘が一番楽しいわ。…さっきのウサギには俺が一方的に語りかけたけど。


 ヒリヒリとした緊張感と言うより、動物愛護団体というものからのプレッシャーという緊張感のほうが強かった気がする。

 …まぁコメント見てないんだけどな!


 最高速度でぶち抜いたらなんとか勝てたわ。

 …最後の攻撃は人の心無かったけど。


 まぁ、ちゃんと急所に当たれば即死するってことが分かったな。

 …最近即死しかさせてない気がする…


 そういや、どの敵倒しても魔石は落とさないんだよな。

 やっぱりレプリカ…コピーだからかな? 多分こないだみたいな正攻法で行ったらちゃんと手に入るんだろうけど…


 次の敵は喋ってくれねぇかなぁ…


 …そういや次の敵鹿だった…

 鹿……シシ◯ミ様… 流石に出てきたら勝ち目無いな…

 もの◯け姫は神作だけど。


 いやでも、もしかしたら獣人かもしれないし? 二足歩行かもしれないし?

 せ◯とくん…


 …うん、奈良に喧嘩売るつもりはないから、ちょっとサクッと殺るか。


「Yes…」


 いつもより元気ないが、まぁうん、変な連想しちゃったからなぁ…


 3回目の魔石が砕ける演出。

 スキップ機能とかねぇかな…?


 あ、でてきたのはめっちゃ普通の鹿だ。 良かったぁ〜 ただの軍服着ただけの変な鹿じゃ…


 ムクッ


「は?」


 は? はぁ? は? 二足歩行!? 意味がわからん!?

 なにこれ!? 最近こんなゲーム遊んだけど! おかしいおかしい!?


 そのうち銃拾って乱射するやつじゃんこれ!?

 やばいやばい!? 流石に版権で怒られるぞ!?

 二足歩行で高速ダッシュして街破壊しまくるタイプの化物じゃねぇか!?


 あ、角が銃に…


 ズドドドドドドドドドド!!!


「うおおおおおおお!!!」


 あっぶねぇぇ!! もうやっぱり鹿の次元を超越してるって!


「ちょっと早めに殺さないと版権で怒られる! 配信切られる!」


 もうちょっと楽しみたいけど流石に色んな意味であぶない!

 しかも無駄に強いんだよ! 弾切れを知らないからなぁ!


「おいダンジョン制作者! 出てこい! 相手してやる!」


 おかしいだろ! もしかしてこれ全部の鹿のダンジョンの守護者がこれだったりするの!?

 しかも地域感出そうとして軍服着せてんじぇねぇよ!


 どんなところでオリジナリティ出そうとするな!


「うわぁぁぁぁ!!」


 こっち来るんじゃねぇ! 走るな! 爆走するな! 銃を打つな! 剣を振り回すな!

 ツッコミどころがバケモンなぐらいあるじゃねぇか!


 肩?にも銃乗っけてんじゃねぇよ!

 もう姿勢なんざ気にしてられっかよ!


 納刀してから、ジャンプして壁に着地。

 そして鹿の方を向いて―――


「―――【41cm砲】!」


 ズバッ!


 クビを一刀両断…

 ――――吹き飛んだだけで…死んでねぇ!?


 なんだこれギャグ漫画補正!?

 しかもなんで敵はラ◯トセーバー(蛍光灯ソード)持ってるんかなぁ!?


 真正面から戦えってか!?

 ふざけんなこっちは版権かかってんだぞ!


 くっそ戦うしかねぇのか!

 こんなのでリタイアしてたまるか!


 ……

 ………


 はぁ…はぁ…


 もう8回は致命傷与えたはずだぞ?

 なんでピンピンしていやがるんだ…!


 9つの命があるのは猫だけだろうが!

 なんでここまで強いんだよ!


 ッチ… ゲームなら次で終わるんだがな…

 途中で分身とか出してきやがったせいで余計手間取っちまった…


「これで、終わりだ。【41cm砲】」


 ドンッ!

 ズバッ…!


 …やっぱりクビは撥ねれねぇな…

 吹き飛んだ… どういう耐久してるんだよ…

 …もう動かねぇ。よっしゃ!


[第3階層守護者、ごく普通の海軍の鹿を討伐しました!]

[第4階層守護者に挑戦しますか Y/N]


 …もうお腹いっぱい…

 疲れたし、今日はリタイアでいいかな…


「NO…」


[現在の戦闘結果を保存し、次回からは第四階層守護者からスタートします]

[お疲れ様でした]


 スッ


「はぁ〜 疲れたぁ〜」


 ほんっとに疲れたぁ… なんやねんあの鹿 内なる関西人がでてまうわ。


「じゃあ今日の配信はここまででー 高評価とチャンネル登録よろしく〜」


 配信終了っと。結局モード:アドガキと、注目強化(アテンションプリーズ)は使えなかった。

 精神が消耗されてそれどころじゃない…

 今後ちゃんと検証する必要がありそうだな。


 というか、あの鹿との戦闘は疲れる… 当分は相手したくない… いや、一生だな。

 本当に記録が保存されるのはかなりありがたいな…


 そろそろ、妹から聞いたリア凸勢が集まってくるかもしれないから、退散するとしよう。

 長門と仮面を仕舞っちまえばだれも俺が黒狐クロセとは気づかねぇだろうな。

 はー怖い怖い。世のVTuberも身バレが怖いらしいからな。

 リア凸勢なんて怖いったらありゃしない。ダンバレしてんだ。警戒しとかなきゃな。


 迷惑な話だぜ、全く。



 ◆ ◆ ◆


「おい! 例のやつが配信を始めているぞ!」

「誰か今すぐ現地に向かえる人はいるか!?」

「誰でも良い! 早く行け!」


 うわぁ… またでちゃったのかあの人。

 せっかく燻ってた火が消えそうだったってのに。

 タイミング悪いなぁ…


 直ぐに人が押し寄せるだろうなぁ…


「いつ配信が終わるかわからん! この記事の価値はとんでもないはずだ! 絶対に逃すな!」


 人のゴシップのことを金としか思っていないような部長が僕は嫌いだ。

 前回彼と会話(?) したのが僕だけだったから、何かしら知っているって思われたんだろうけど、結局何もわからなかったから、減給されたんだよね。


 俺以外に規制線を突破した奴らは全員捕まって罰金払わされることになったらしい。

 …ふっ


 …はぁ、上司がクソだしそろそろこの会社辞めようかな…

 ある程度貯蓄もあるし、別の会社に転職するぐらいまでは持つだろう。


 まぁでも、最後ぐらい、いい成績残して出ていきたいな。

 立つ鳥跡を濁さずってやつ。


「僕が行きます」

「…お前か… いや… …行ってこい!!! これで成果残せなかったらクビだと思え!!!」

「はい」


 うるさいし眩しいなぁ… 耳と目に攻撃してくるのかこのハゲ…

 はぁ… 行ってくるかぁ…


「急げよ!」

「はい」


 走るかぁ…



◆ ◆ ◆



「うわぁ… なんかいっぱい人が入ってきてるな…」


 入口の方向からカメラ持った人がたくさん入ってくる。

 カメラなら普通に使えるもんな。電波なくても。


 ダンジョン内は電波が繋がらないだけで、電気は使える。

 まぁ、電気を使う敵が出てきたら壊れるから持ち込まないのがほとんどだけど。


「うわっスライムっ!」


 スライム程度にビビっているようじゃダメだな〜


「どけ! 俺が先だ!」

「俺が先に見つけて取材する!」

「お前らそこをどけぇ!」


 …うわぁ 醜い争いだぁ…

 高みの見物ってやつか! まるで人がゴミだ!


「混む前に早く帰るかぁ…」


 スライムをプチプチするのも出来ないな。

 長門も配信で見せちゃったし。


「今日の昼飯何かな〜」


 やっぱり麺類かなぁ

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