ヨシフおじさん目線、10章7話選挙3日前(中)【歴史は真実を語る】
風呂から上がった私は、スーツに着替え、部屋を後にした。
そのまま、エレベーターに乗り、地下滑走路へと向かう。
今日はこれから、レ連第二の都市であるミュッヘルへーヴェンの候補者の後任演説へと向かう。最近私は選挙の仕事をしていないと思われがちだが、私自身も王都の様々な場所で演説や、我が党の他の選挙区からの候補者候補者の演説を聞いたり、後任で演説したりと、多忙な日々を送っている。
そして、ミュッヘルへーヴェンまでは、飛行機で10分ほどであるのだが、王都からの距離は200kmは離れている。これは、早いのか…この世界に来てからわからなくなってきた…。
っと、いつの間にか、地下滑走路まで来ていたので、専用の小型機MIC28へと乗り込む。皇宮財閥製のミグクラフトではなく、自国内の会社、MIC社製の航空機である。自国内移動は国産機で!これ大事…
『では、離陸します。首相…ミュッヘルへーヴェンでよろしいですね?』
「ああ、そうだが…」
飛行機はゆっくりゆっくりと滑走路の初めで行き、
ゴオォォォォ!という轟音と共に体にすごいGがかかってきた。レシプロ機ならあり得ないことなので、機私は何か問題があったのではないかと思い、冷や汗をたらしたが、よく思えば、あそこの地下滑走路…カタパルト発進が付いていたいのを思い出した。
ただ…
「カタパルトにしては早すぎんかのぉ…」
そう、絶対にあんなスピードいらねぇだろ…ってツッコみたくなるほど、速かった。例えるならジェットコースターの上りがチェーンではなく、ジェットエンジンだった時みたいな…意味わからねえ!
まぁ、そんなことを考えていても、まだ1分もたっていなく、正直本か何かを持ってくればよかったと後悔しながら、退屈すぎて腹壊しそうなので、業務用に持ってきていたノートパソコンでネットニュースを見ることにした。
その記事の一つに気になる記事を見つけた。
「【フェルトワンの歴史に新事実が?】…なんじゃこりゃ?」
「あれ、首相知らないんですか?その話結構有名ですよ?」
私の疑問に答えたのは、確か王宮勤めの科学者で偶然乗り合わせた…というより職員専用機なので私が載ってること自体がおかしいが、政府専用機は改修工事のためこの機体に乗っている。
「そうなのかね?君は本当の歴史を知ってるのか?」
「いえ…私の亡き父が歴史学者でして、その論文に書いてありました。コピーがあるのですが、見ますか?長いし、略歴ですが、ほぼ真実に間違いない…と亡き父は言っていました。」
「そうか…では、読ませてもらおう」




