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メンズグループのオーディションに女だけど応募したら、推しと同じグループになっちゃった。  作者: タッピー


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12/14

東狐の危機、交渉決裂

瑛太えいた!!!」

硬直状態を解いた声の主は舟音あかねだった。

「なんでここに・・・。皆もなんで?」


東狐とっこが吹き飛ばした扉からメンバーが入ってくる。

「瑛太まで音信不通で心配したんだぞ!・・・なんでかは東狐に聞いてくれ。」


「・・・。」

皆が東狐を見つめる。その視線で言いたいことは伝わったのだろう。東狐が口を開いた。


「・・・GPS、仕込んどいた。俺に関わった以上狙われるやろしな。お前らにも付けとるで。」

「いったいどこに・・・。」


「お前ら、全員グッズ持ち歩いとるやろ。」


そうか・・・!東狐が考案したアクリルキーホルダー、カバー付きで全員がもれなく持っている。


メンバーが各々の反応を見せると、東狐は俺をメンバーに向かって押した。

「うおっ。」


「おい、東狐。まだ逃げるつもりなのか?」

栄虎えいこが転びそうだった俺を受け止めながら聞いた。


「逃げへんよ。」

東狐はくるりと回り俺達に背を見せた。その視線は朱熾あけおきに向けられていた。

「これ以上、俺に関わんな。」


「・・・はい。」

朱熾・・・。交渉が破綻してしまう。


「・・・交渉はな、筋通っとるもんやったら受けたる。」

「っ!なぜだ?」


「筋通っとるなら、こっちにも利がある。それだけや。」

「ありがとうな!」


礼を言った朱熾の声は少し震えている気がした。

東狐は再び俺達に視線を向け、歩き出した。


(クソがぁ!やられっぱなしは承知せんでぇ・・・ボスの望み通りに!)


「___死ねッ!」


____________パァン!


なんの音だ?何が起きた?

一瞬、誰も動けなかった。


「何だ!?」

「おい、東狐!」

振り返ると東狐の腹から血が流れ出ていた。


「チッ・・・油断したわ。最初から始末しとくべきやったな。」


東狐が刀を振り上げる。

その視線の先には銃を構えた男がいた。

・・・確かに、生かしておくのは良くない。でもそれじゃあ・・・!


「殺さないで。銃は取り上げて警察に任せよう。僕達は救急車と警察を呼ぶ。東狐も連れて病院に行くぞ。話はそれから。」


羅潔らけつ・・・。いつものモジモジした態度は一切見られず、冷静に行動している。


東狐は刀をおろさない。

「東狐。」

羅潔の低い声と鋭い眼差しに、東狐は戸惑いつつ渋々刀をおろした。


「っ。」

東狐が床に倒れ込んだ。

「東狐?!おい、東狐!」


救急車のサイレンが遠くから聞こえてくる。

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