デビュー日
みなさん、こんにちは!こんばんは!おはようございます!
まずはこの作品に興味を示してくださりありがとうございます。私は「小説家になろう」初心者なので色々と感想や、レビューをしてもらえるとありがたいです!これからもっと更新していくつもりなので次回も読んでもらえると嬉しいです!
「みんな〜!今日は俺たちMystery Pure colorsのデビューライブに来てくれてありがとう!今日1日、俺たちの色に染めちゃうからな!!!」
観客の歓声が響き渡る。
本日は6人メンズグループMystery Pure colors、ピュアカラの記念すべきデビュー日、9月8日だ。
そのメンバーの一人、俺は純緑担当、瑛太。メンバーの中で最年少。イケメン、スタイルいい、イケボとカワボ両立していることからデビュー前の動画から人気が高かった。
そんな俺だが、実は秘密がある。
それは──────
「みなさんデビューライブお疲れ様でした!この後のグッツ特典の握手会まで時間があるのでしばらく休憩してください。」
そう声掛けしたマネジャーや、その周りのスタッフが慌ただしく準備している中、ピュアカラのメンバーは休憩していた。
「すごい盛り上がってたねぇー。」
「あの景色見ちゃったらもっと大きな会場に連れていきたくなるよね〜。」
「瑛太くん、、、いや瑛華ちゃんもそう思うよねー。」
からかうように純赤担当の丹音が俺、瑛太こと、若竹瑛華に話しかけた。
そう俺は男装をしてアイドル活動をしているのだ。
「ちょっと!ライブや生放送で呼び間違えたらざわつく・・・最悪の場合、彼女だ〜なんだ騒がれたらデビューそうそう大炎上ですよ!」
「え〜分かったよ。じゃあ交換条件で楽屋でもタメ口にしてよぉ〜?メンバーなんだから仲良くしよってー。」
「はあ。善処しま、、、」
丹音が今にも泣きそうな顔で俺をジッと見つめる。人はこれを無言の圧というのだろう。イケメンの無言の圧は従わざるを得ない。
「善処し、、、善処する!!!」
俺がタメ口になったことで丹音は満面の笑みになった。この時、俺はタメ口で話す努力をすることを決めたのだった。
理由は単純だ。丹音の泣きそうな顔が今すぐ殴り飛ばしたい顔だったからである。アイドルじゃなければぶっ飛ばしたのにと思ったのだった。顔だけは良いので守らないといけないのだ。
「あかっち〜!僕もタメ口で話す練習、手伝ってあげようか?」
メイク直しが終わった純橙東狐が話しかけてきた。
「いいねぇ〜!東狐 がいたらタメ口飛び越えて英語もスラスラになっちゃうね〜!」
東狐こと、とーくんは頭が良い、それに加えて狐顔のイケメンだ。秘密主義者なのかメンバーと仲良くしている反面、自分のことをあまり話さない人だ。だが、動物が好きでペットがたくさんいるということは分かっている。
「みなさーん!握手会の準備してくださーい!」
俺らが話していると、マネさんが声かけをした。
「お!ようやくファンのみんなと会えるんだね。」
「俺、女ってバレないか心配で・・・心配だよ。」
「大丈夫!リラックスしてこーぜ。」
「人は第一印象が大事だからね〜。笑顔でいれば問題ないって〜。」
俺は元気で明るい丹音と頭脳派の東狐が励ましてくれたおかげで不思議と、大丈夫な気がした。
「ピュアカラのみなさんが握手会場に入りまーす!」
ファンの歓声が会場に響き渡ると同時に、メンバーがそれぞれの席につく。
「1回2分、順番を守ってください。それでは握手会を始めます。」
マネさんの案内が終わるファンの子がこちらへ来る。デビュー日とは思えないほどの行列の中、先頭に並んでいたのだから大変だっただろう。俺は緊張しながらファンと話していた。鏡に映る自分は男そのものだが、今までは女っぽくしていたから違和感しかない。
だが、ファンの子の手の温かさだけでリラックスすることができた。心からこの子の推しでいようと思った。
「最低っ!」
1回目が終わろうとしたその時、隣のレーンから怒鳴り声が聞こえた。
「ふぇっ・・・!?・・・っ。」
驚いて変な声をだしてしまった。せっかく緊張が解けてきていたのに何があったんだ?
「私汚いんですか!?握手し終わった直後に手を除菌するなんてっ!ひどい、!」
隣のレーンは確か、純青担当の羅潔だよな?なんかしでかしたのか?
「待っててね、俺ちょっと隣のレーン見てくるわ。」
ファンの子にそう伝え、俺は隣のレーンを見に行く。
そこには泣き、困惑した羅潔と怒鳴っているファンがいた。机にはあるはずのない除菌シートと消毒液があった。それを見た瞬間、状況を理解した。
この人、超がつく潔癖症だった!!!




