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メンズグループのオーディションに女だけど応募したら、推しと同じグループになっちゃった。  作者: タッピー


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第二話 握手会騒動

遠い昔──────

「あ、あの。僕も一緒に遊びたい」

「はぁ?嫌だよ。羅潔(らけつ)菌がうつるじゃねーかwww」


僕は小学生の頃、気弱で人見知りだった。友達ができず、クラスの中で孤立していた。

ただ孤立しているだけではない。当時、皮膚炎を患わっていたのを隠していた。だが、体育の日見られてしまったのだ。


クラスメイトに「汚い」と言われた。そこからありもしない噂がたち、僕に触ると汚くなると言われるようになった。そんな日々が嫌になり徹底的に除菌などをし、治療を進めていった。今は治療が成功し、治り、少ないが友達もできた。だが、あれ以降汚いと言われるのが怖く、除菌を徹底する潔癖症になった。


今日だってファンの子に汚いと言われるのが怖かったし、僕の菌が移るのが怖かった。だから1人1人握手するごとに次の人のために除菌していた。

そんなことは気弱な僕は言えず、ただ泣くことしかできなかった。

「あ、瑛太(えいた)くーん!説明してくれよぉ」


えっとぉ、状況をたぶん理解できたけど俺から説明で良いのかな?

「えっと、羅潔はすごい潔癖症で⋯」

「それってやっぱり私が汚いってことですよね?!」

泣きながら怒鳴るファン。怒っているというよりかはすごいショックで叫んでる感じだな。


「そうゆうことじゃなくて、えーとっ」

俺は羅潔が自分の菌をうつしたくないから徹底除菌していると、グループ結成時言っていたから知っている。詳しく探るつもりはない。だが、それをファンの子に言っていいのか分からない。だけどファンの子を不安にさせたくない。


言って良いのか確認するために羅潔に目線を送るも、気づかずにスルー。そりゃあ、結成したてだもんね。チームワークをつくっていかないとなと思いつつ、言い訳を考える。


「そ、そう!ここの机の菌に触れちゃったから、それを除菌してるんだよ!潔癖だから」

羅潔がポカンとした顔で見てくる。これしか思いつかなかったんだから勘弁しろと、目線を送る。

はたして、ファンの子の反応は⋯。


「な、なんだあ。私が汚いわけじゃないんだ。実はこの日のためにハンドケアサロンに行って、ケアしてきたのですごいショックで⋯。誤解してしまってごめんなさい!これからも応援してます!!!」

「あ、ありがとう。これからも頑張るね」


ファンの子は腫れた目で可愛い笑顔になり、手を振って帰った。

「じゃあ、俺は自分のレーンに戻るわ。隣のレーンなんだし頼るのは良いけど、羅潔も自分で話せるようになれよ!」


「ありがとう⋯!」

俺は自分の場所に戻りファンの子を安心させた。スタッフさんには「対応はこっちがするから!」と怒られた。色々と危険だからなどの理由を言われたが、今回はファインプレーだったと思う。


これ以降大きな騒動はなく握手会は終了した。


その日の夜

「打ち上げだああああ!!!」

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