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本日、
仕事は休みでレンタルビデオ屋に、行った。
新作コーナーを、
見ると、
大量にレンタル貸し出しが、ある新作大作の一方、
一本だけしか、在庫がない新作映画が、あった。
『無題』という、その作品は、
パッケージに、
あらすじ、らしきものもない。
僕は、その『無題』を借りて、
自宅で1人、観た。
あらすじは、
こんな具合だ。
ある発展途上国に、
自動車は、あったが、
法律は緩く、ろくに整備されていない車も、
国民が、ほぼ皆、乗り回していた。
そんな国に、
ある兄弟が、いた。
兄、弟の二人兄弟であった。
弟は、足が少し不自由で、あった。
兄は、
そんな弟の為に、
両腕だけで運転できる車を、
独自に作ろうとした。
そして、1年後、その車は完成したのである。
兄は、まず己が試運転しようとした。
その時、
村の長老が彼を訪ねてきた。
長老は言う。
「その車を走らせるべきでは、ない!」と…。
兄は長老に、『なぜ?』と訊ねた。
長老は語った…。
兄は知らなかったが、
彼がしようとした試みを、
過去、
その村で何度か、全く同じことを、
しようとした人が、いたのであった。
長老の知る限り、
みな、そんな車を運転して大事故を、
起こした…ということを兄に伝えた。
兄は、
去ってゆく、長老を見送り、
自ら完成させた自動車に、
乗り込むことを止め、
泣きに泣いた…。
日が暮れてゆき、
エンドクレジットが流れ、
映画は終わった…。
『僕』は、昨今、
自身の人生に彩りを加えてくれる事や、物に、あまり、けちらないようにしている。
もちろん、限度は、あるが、
たとえば、
巷で、
(おっ!いい歌!!)みたいなのを聴いたら、
スマホで調べ、
中古レコード屋に行く。
それで、そこに、ない時は、ない。
したら、
新品で買う。
そこまで、
僕を動かした、その歌には、
僕が感じる『何か』が、あった。
感じて動く…まさに感動である。
僕は以前、アイスクリームは、
バニラしか食べなかった。
だから、世にあるバニラアイスを、
それは様々、色々、食べた。
ところが、時は過ぎて、
僕は現在、逆に、なっていた…。
つまり、バニラ味は食べなくなり、
それ以外の味を食べるように、なった。
もうバニラに手は伸びないのであった…。




