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僕は近頃、
《役者》だけは、
目指さなくて良かった…と、
つくづく思う。
台本を覚えるほど、
僕に苦痛なことは、ない。
つまるところ、
僕は役者とは、
現在、もっとも距離を置く位置におり、
役者を生業としている人達を、
僕は一般人として吟味出来る位置にいるわけである。
僕は決して短くはない、
己の半生で、
今は亡き、とある人の教えが、
日々の生活でフラッシュバックする。
【「みなさんは、
己の意思で、これまでを歩んできた!…と、
信じて疑わない方も、少なくないと思いますが、
全ては決まっていたのです。
もうプログラミングされていたのです。
(右か左か、どっちに行こう?)
あなたは、悩んだあげく、左に行く…
それすらも、
すでに、もう決まっていたのです。
そうなることは、
決まっていたのです。」】
『僕』という人間は……
例えば、
ある人が、恋人がいない、パートナーが、いない…で真剣に悩んでいたとする…
僕は己のことのように、
その苦悩を感じる…
誰かは、
「私なんて難病なのよ!そんなの悩みに入らない!」とか、
また、ある人は、
「俺は俺の会社が倒産したんだぞ!
くだらないことで悩んでんじゃねぇぞ!!」と言っても、
僕は、
やはり、
パートナーがいないで、
苦しんでいる方を、
それは本当に悩んでいるのだと思う。




