表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

【女性スタントマン短編小説】落下の法則 ── La Loi de la Chute

作者:藍埜佑
最新エピソード掲載日:2026/04/09
 高度三万九千メートル。
 音速を超えた身体の中で、エレナ・コルヴォは完璧だった。
 世界が「La Chute(落下)」と呼ぶ女。成層圏からのフリーフォール、パラシュートなしのスカイダイビング、前人未踏のスタントを次々と成功させてきた彼女には、ただ一つ、征服できない落下があった。
 ──誰かの腕の中に、落ちること。
 母の記憶が静かに消えていく。自分の右手が、初めて震える。故郷マルセイユで再会した幼馴染の獣医リュカは、エレナの伝説ではなく、八歳の夜に泣いていた少女を覚えている唯一の人間だった。
 極限を追う手と、傷を修復する手。成層圏の孤独と、動物病院の温もり。エレナは史上最も危険な複合スタントに挑みながら、自らの身体と心に刻まれた「制御」の壁と向き合う。
 制御を手放すことは、落下なのか、飛翔なのか。

 ――その答えは、三・七八秒の先にある。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ