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底なし沼
今回もありがとうございます!
【底なし沼】
男が沼で溺れている
沼の底は果て知らず
男は腕を大きく動かして
沼から逃れることを願った
男が動けば動くほど
非情な沼は重たくなった
とうとう喉まで泥が迫って
男は最後に空を見上げた
男は泥を噛み締める
これが人生で最後の味だろう
見上げる空は海のような色だった
男は沼のなかで動きを止めた
視野が泥に埋もれてしまうまで
男は静かに空を見続けていた
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