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囲われの罪人(つみびと)  作者: 遊月
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 数日後、アルバンス家の子爵拝命及び、カレーニン家嫡男との婚約発表は盛大に行われた。

 久しぶりに会った家族にユーリは緊張していた。

 こんなにも見た目が変わってしまったのだ。

 化け物扱いされかねない。

 強ばるユーリをアルバンス夫妻は優しく強く抱きしめた。

 ルーベウスとの婚約を勝手に決めた娘への咎も無くただ「おめでとう。幸せにおなり」それだけだった。

 子爵になるとはいえ、男爵家からのこしいれは玉の輿になり、どんなやっかみや陰口を言われているか計り知れない。

 それでもただ娘を思う心のこもった声だった。


 成婚はアルバンス家の令嬢の成人を待ってだが、既に輿入れしているも同然の扱いの娘が紫銀の髪に変化し、その娘を夜の森の妖精王が必要以上に蕩けた笑顔で見つめる事が、その娘をずっと手元に置いていた真実の愛なのだとその場にいる腹に一物を持つ貴族達は戦慄する。

 息子に下手にアルバンス子爵令嬢にモーションをかけるなと全員が伝えねばと思う程に。

 ルーベウスだけでなく、カレーニン家、ひいては王家を敵に回すのは得策では無い。



 それから二年、子爵は元の領地、元グレイブ領並びに周辺地域を見事収めその一帯を収める辺境伯を拝命する事となる。

 それは他の貴族の誰も出来なかった事。

 秘密裏に妨害されても持ち前の機転で乗り越える。

 ユーリもその分析力を遺憾無く発揮する。




 辺境伯拝命の後すぐに王家と公爵家の結婚式が異例の合同で行われた。

 その結びつきが確固たる物だと見せ付けるかのように。

 白金と紫銀の誰よりも美しく聡明で気高い花嫁。

 控えるのは美しく気高い金と翠銀の花婿。

 二組の花嫁と花婿はそれぞれそれは幸せそうに微笑んでいた。

 国がより豊かになったのは言うまでもない。

 白金の花嫁の家出先は決まって紫銀の姫のいるところ。

 それだけは歳を重ねても変わらなかった。






 〜End~




最後は端折りました。

ダラダラになっていたので…

とりあえず完結出来て満足です。

書きかけのに戻ります。



王子の愚痴…


アンナが女の子で良かったよ…男の子だったらユーリを巡って骨肉の争い…:(´◦ω◦`):プルプル

一番になりたいのになれないこのジレンマ…子どもが出来たら子どもよりアンナの中で僕の順位が下になりそう…せめてルーベウスよりは上に!( ˙꒳˙ )キリッ

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