33)再登場!?
皆さま、タスクくんですよ。再登場なのです!!
大事なことなのでもう一度、繰り返してみました。
そう決して、更新の時差の為じゃありません!←本音は察してくださいm(__)m
すみません。つい、動揺のあまりサツキちゃんの中から叫んでしまいました。
はい。ここは冷静になりましょう、私。
すぅーはー。一度深呼吸してって、できないですよね。私、幽霊ですもん! コホンっ。
という理由で、満を持しての再登場?
ヒーロー!?は、遅れて現れる??
なんて幽霊の私が言っても説得力なんて皆無でしょうが・・・・・・。
まぁ、兎に角。タスクくんの乱入で収まりつつあった現状がかき回されることは間違いないと思うんです。
幽霊による『予言者』真っ青の“予告”です。えっへん!
なんてことを考えていたのが、良かったのか悪かったのか。気が付いた時にはサツキちゃんのすぐそばまで、少年たちが迫っていました。
(おおうっ。ぽっちゃんも)
「ん? ぽっちゃん??」
(そう。 『ぽっちゃん』 ほら、ぼっちゃん+ぽっちゃり=ぽっちゃん)
「ぐふっ! ははははは『ぽっちゃん』 あはははっ、ぼっちゃん+ぽっちゃりでぽっぽ。くはははっ」
幽霊な私の声なき『声』が聞こえたらしいタスクくんだが、どうやら私の答えがツボに入っちゃたようだ。
ところでサツキちゃんがきょとん? としているように思えたのは私の気のせいでしょうか。
いまだ苦しげに、でも楽しそうに闖入者は爆笑中です。遠慮も何もなしに。
幽霊の声が聞こえたとしてもあえて聞こえないふりを、主にぽっちゃんこと郁くんのためにしていただろうユキちゃんからの冷たい視線や、多分心情ではなく能力的に聞こえていなかっただろう郁くん。
けれどタスクくんの不用意な発言の所為で、幽霊からの命名を聞かされ『ぽっちゃん』呼び確定か!? な、郁くんは現状orzな状態でいるのに気を留めることなくタスクくんの発作は収まらない。あきれたユキちゃんがポカリと小突いても。
まぁ、大人な佐々木何某氏は理解っていて放置なんでしょうが。
だが、この状態の責任は取らない!! だって私、幽霊だもん。
生きている方、あとはよろしく! ええっと、一応手は合わせておきます。
――合掌。
って、幽霊なのに変かな?
でも、気にしない。
と!
ゴチンっ
痛そうな音がしました。
ガクブル・・・・・・。アツ娘さん見参!? です。
「まーたこの子は、懲りないわね」
ふふふっ。なんて、そのすてきな微笑みが眩しいですアツ娘さん。