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とある会社員の日常 2

昼休み、安定のぼっち飯。

会社の食堂の隅で、一番安い定食を持って、窓側に座る。

窓側にはスマホとモバイルバッテリーを置いて、食べながらアプリを操作する。

たまに見る広告をチラ見し、ポイントを貯める。

無課金の地道な努力は、こういうところで差が出るのだ。

再びポイントの為に、広告をチラ見。



"医療に革命!? 心が見える装置、開発中!"



医療だけじゃない、技術の革新はある時を境に急激に増えた。

が、勿論、しがない一般人である俺には関係ない。



「おい、滝沢。」

1つ上の先輩が俺の目の前の席に座る。行儀や食事の悪さが有名な為、他の奴らは相席したがらないが、わざわざ相手から来やがった。

「はい。」

「食事の時くらい、アプリやめとけよ。」

マナーをお前が語るな、クチャラー。

「いや、もう食べ終わったので。失礼します。」

さっさと片付けてこいつの前から移動したい。

お盆を持って、スマホとモバイルバッテリーをポケットにしまう。

「ちょい待てや。お前宛にお得意さんから伝言だ。また追加で発注依頼だぞ。」

ペラッと俺に見せたメモを先輩は付き出す。礼を言ってさっさと立ち去る。

「愛想ねぇな。女みたいな名前の癖に。」

聞こえてんぞ、黙れ害悪。

心の中で捨て台詞を吐いて、食器を片付ける。



あー、気分わりぃ。

アプリしながら、下の喫茶でわらび餅食うかな。

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