ストーリークエスト 街を護りし聖女1
ついに来てしまったXデー
おさらいするとスタンピードが発生、今いる辺境の街をフィリアが命懸けで守り抜き、死んでしまう。
聖女と呼ばれるようになるのは死んだ後
俺のミッションはスタンピードを潰す。フィリアを死なせないようにする。
「問題が多いな」
「そうね」
この辺境の街には問題点が多すぎる
辺境のくせに現地のハンターは1番高くてCランク、D.Eランクが多い
ここのダンジョン、人気がなさ過ぎるのも問題 鉱物系とアンデッドのダンジョンだからな、人気がないのは当たり前だろ それにダンジョン内のモンスターを間引かないとダンジョンスタンピードが起きるかもしれない
領主が治めている街との距離が離れている。代官はいるが悪い噂しか聞かない
確実に初動の対応から遅れる。
「光属性武器と聖水は全員に持たせている」
「あら、アンデッド読みなの?」
「アンデッド読みだな」
リョウと話しているとトーカから通信
『フィリアに神託が降りたわ』
『内容しだいですぐに出れるようにしている』
『悪しき者が街を滅ぼしにやって来る この危機に立ち上がりし者たちと共に歩め』
『ストーリークエスト終了後に仲間確定だな』
『切るから』
通信が切れた
「よし、忘れ物ないな 聖水は持ったな 出発」
拠点から小走りで街の外へ行き、トーカたちと合流した。
「待った?」
「今、来たところよ」
「そっちがフィリアちゃんだな」
「えっと、初めまして、フィリアと申します。トーカさんの旦那さん」
「トーカ、説明」
「結婚してないだけで別にいいでしょ」
「トーカの旦那のゼロだ 」
さっそく、お出ましだな
土煙を黒い軍勢がこちらへ向かってきているのはわかっている
スケルトンとゾンビの集団が目視できるようになった。




