馬車の拡張
金土日と更新できません。全ては 天気しだい 今年も稲刈りだ〜
新たに仲間を5人増えて辺境の街へ行く旅が再び・・・
「ミーティアとロビンは何してるんだ?」
「馬車の改造よ」
「ミーティアお姉ちゃんのお手伝いです。」
「仲間が増えて狭くなるのは困るからな」
「出来たわ、ゼロ、乗りなさい」
「仕方ないな〜」
馬車に乗り込むと生前の俺の部屋より広いやんけ
「空間拡張の魔道具か」
「正解、ゼロの鍛冶には負けてないでしょ」
俺の鍛冶よりも空間拡張だけで普通に勝ってんだよ、『浪漫鍛冶』がいたら弟子入り考えるわマジで
「ロビン、全員呼んできてくれ」
「は〜い」
「走ると転ぶぞ」
「大丈夫」
ロビンはかなり年下だからな、ミーティアに睨まれた
「ゼロ、ロビンを子供扱いしないように」
「まぁ、言いたいことは分かるけど ロビンの生前のことを考えるとな」
「ゼロは過保護よね」
ミーティアと話しているとロビンが全員を呼んできた。
「カノン、重装備は?」
「恥ずかしながら、元々の戦闘スタイルとはかけ離れていたので元に戻しました。」
カノンの今の装備は軽装にレイピア 『フェンサー』だった。巧みなステップとカウンター突きが基本で蝶のように舞、蜂のように刺す 重装騎士とは全く別の戦闘スタイルだ
御者はリョウ、隣にはカノンが座り 俺は馬車の中で4人に色々と渡す物を渡す
「リルファとロウは軽装でいいか?」
「はい」
「うっす」
2人にレザーメイルを渡す。サイズ自動調節付き
「武器はどうする?」
「私は剣と弓どちらかが」
「腕がなくなってた期間があるからリハビリは必要だろ」
「はい、そうですが早くお役に立ちたいので」
「リルファには剣と弓な 剣は俺が作ったのを渡すし、弓はミーティアから貰ってくれ」
「はい、ありがとうございます。」
リルファに鞘に入れたショートソードを渡し、ミーティア元に向かった。
「ロウの武器はどうする?」
「斥候ですぜぇ、ナイフと手甲があれば十分ですぜぇ、ゼロの旦那」
「投擲武器は使うか?」
「使えるちゃ〜使えるが命中率が悪くて〜」
「なら、これを持ってみろ」
ロウに手裏剣を渡し、ステータスを確認すると『下忍』になっている。
ゲーム時代、奴隷に落ちるとスキルは残るが職が消える、奴隷から解放されると1番熟練度が高い職だけ残るため、新たに職の追加が可能だったりする。ロウで試した結果成功した。
今のロウの職はトレジャーハンターと下忍
「ロウは『下忍』を育てろ」
「分かりやした。旦那」
ロウにナイフと手甲、手裏剣とクナイを渡した。
「ミスティとルイはローブで良いんだよな」
「「 はい 」」
「トーカよろしく〜」
トーカと交代した。
「ミスティは闇と水魔法が得意だからこっちの黒いローブね」
「ありがとうございます。杖の方は?」
「杖はないわ、魔法使う時の触媒は指輪よ」
「え」
ゲーム上の設定だと人間は魔法を杖無しでも使えるが威力が安定しない、そのため威力の安定、消費する魔力量の軽減のため触媒とする杖や棒が必要だった。
エルフや妖精族は人間よりも魔法を上手く使えるため、杖や触媒を必要としないが大魔法を使う時や儀式魔法のような高度な魔法使う時は触媒を用いる。
「杖や棒代わりになるの、あとミスティは護身術を教えるから接近された時の対処法も考えないとね」
「ありがとうございます。指輪は自分で付けないといけないのでしょうか?」
「付けていないと変な貴族に絡まれるわ」
「なるほど」
最後にルイ
「ルイも指輪でいい?」
「妖精族に付けれますか?」
「サイズ自動調節を付与しているから大丈夫よ、接近された時の対処法はあるの?」
「『透過』があるので『看破』や上位の『気配察知』じゃなければ大丈夫です。」
「私たちなら普通に対処出来るけど」
ルイが『透過』して隠れ、トーカはすぐに見つける
「な、なんで〜」
「ルイは体温までは隠せてないわ、私、『熱感知』もあるから」
「そんなスキル聞いたことないです。」
「世界は広いのよ」
ゼロは
「カノン、レイピアは業物か?」
「街で買ったばかりの物ですよ」
カノンはレイピアを抜くとすでに欠けている部分があった。
「粗悪品を買わされたな」
「また、騙された〜」
どうやらカノンは騙されやすいようだ




