今日も野宿
馬車で移動して2日目、ようやくラ・スフラン聖王国に入ることが出来た。
ゲーム時代だと上級職の『パラディン』になりたいやつがよく来てたっけ?俺たちの中では『パラディン』は器用貧乏扱い
攻撃力は並、防御は硬い、魔防御も硬い、素早さは無い、魔攻撃は並
『パラディン』相手の対処法?トーカなら盾で防がれる前に斬ってたな 俺やリョウなら盾の上から力押しで潰してた。ミーティアの場合は矢の物量で押し切る
まだ、可愛い方なんだぜロビンの場合はレーザーで鎧ごと焼き切る 防御無視攻撃は一部の職と機人族の特権
機人族同士のPVPだと防御無視攻撃に防御無視攻撃をぶつけて相殺してから始まる
「暇だな」
「暇ね」
「リョウ、今日は野宿か?」
「あと数時間以内に街があるからそこで一泊よ」
「部屋割りは?」
「どうしょうかしら、大所帯だから逆に部屋が無いかも知れないかしら」
考えていると
「ゼロ、リョウ姐さん、モンスターが来るわ」
「了解」
リョウは馬車を停めて、戦闘態勢に入る
「リーチェ、モンスターの種類は?」
「オークよ、上位個体も混ざってるかと思うわ」
「理由は?」
「隊列が綺麗すぎる。知能がある上位個体がいるわ」
「リョウとロビンは馬車で待機、馬車を守ってくれ ミーティアもここから援護射撃な、後は俺に付いてこい」
オーク狩りが始まり、30分で殲滅した。リーダーだったオークウィザードはローレルが仕留めた。かなりチートキャラになりつつあるぞメイド忍者
ローレルが活躍したが姉のシャルはあんまり活躍出来なくて落ち込んでいたり シャルはヒーラーだから撲殺よりもヒーラーの仕事をしてくれガチで
「リーチェさんや、なぜ膝の上に座っとる」
「ゼロ様の隣は空いていませんので膝の上です。」
「なるほどな、納得できるか〜」
今夜も街に入ることはなく、野宿になった。
「オーク肉で焼肉パーティーよ」
大量のオーク肉の処理なら焼肉だろうな
「シャル、食ってるか?」
「はい、少々」
「昼のことで落ち込んでいるのか?」
「姉として不甲斐ない所を見せてしまいました。」
「シャルは回復職だよな」
「はい、でも鈍器で仕留めている方も楽しいです。」
「シャルの仕事は仲間の怪我や状態異常を治す役目だ」
「はい」
「分かっているなら、頼んだぞ」




