湖近くの野良ダンジョン 3
風呂に入ってさっぱりした俺たちは第6階層へ
「ゼロちゃん」
「リョウ、言いたいことは分かるぞ」
草原だ、またバッタマンに会いそうだな
バッタマンの経験値はかなり多いし旨味はある。問題点は稼ぎがないこと
警戒しながら進んでいるとやっぱりだ。
「ゼロ〜バッタマン数300体」
「ミーティア、魔法でぶっ飛ばせ」
「そんな魔法、覚えてない」
そしてバッタマンには属性耐性に特化した種や属性攻撃に特化した種、武器を使う種など謎に幅広くいる。
製作側は当初ゴキブリにする予定だったが蝗害のニュースを見てバッタにしたらしい
「ゼロ、耐性特化のバッタマンしかいない」
「面倒な」
耐性特化のバッタマンの見分け方は首にマフラーみたいな物を巻いており、その色で耐性が分かる仕様、動きや戦い方に変化はない
「首に巻いているマフラーの色で耐性属性が分かるから臨機応変に戦うぞ」
俺、リョウ、トーカ、シャル、ローレルは『投擲』の遠距離攻撃、ミーティアは残りの矢を気にすることなく射る。
リョウの『投擲』は確実に1体1体の頭を潰していき、俺の『投擲』は貫通特化のため、脚を貫くが進軍速度に変わりはない
トーカ、シャル、ローレルの『投擲』はバッタマンとの射程が長いせいもあり、先頭のバッタマンに命中するが倒しきれない
「『ブレイクブレット』」
『ブレイク』を弾丸にして飛ばすだけの魔法、威力は『ブレイク』と同じだが消費MPは倍以上する
破壊するだけの弾丸は300体いたバッタマンたちに降り注ぎ、数が残り200まで減った。
「よし、畳み掛けるぞ」
バッタマンとの戦いは俺たちの勝ちになった




