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第19章 誕生①

誕生①





▪️▪️▪️▪️





6月1日


ロロルー王国にて、店舗の建設を行い、夕方から、周年祭での出店優勝チームの家族と晩餐会。


6月2日


ロロルー王国の第3工場の運行確認を行い、リリルー王国での店舗建設。


6月3日


リリルー王国の第4工場の運行確認を行い、ロンドベレクロ王国での店舗建設。


6月4日


グラール帝国での産業ギルドとグラール支店の建設。


6月5日


グラール帝国での店舗建設。


6月6日


グラール帝国での店舗建設を行い、第3工場と第4工場の運行状況の確認。


6月7日


第3工場と第4工場の幹部を決定し、昇進パーティー。


6月8日


ロロルー王国とリリルー王国での店舗建設。


6月9日


ロンドベレクロ王国での店舗建設。


6月10日


グラール帝国での店舗建設。


6月11日


グラール帝国の現状報告と、トルナ王国からの産業ギルド加入希望に対する会議。


6月12日


喧嘩祭り1日目


6月13日


喧嘩祭り2日目


6月14日


喧嘩祭り3日目


6月15日


喧嘩祭り4日目


6月16日


グラール帝国の現状報告と、トルナ王国の産業ギルド加入報告、今後の対応会議。


6月17日


ロロルー王国とリリルー王国での店舗建設。


6月18日


ロンドベレクロ王国とグラール帝国での店舗建設。


6月19日


グラール帝国での店舗建設。


6月20日


第3回、無限ダンジョンアタック1日目


6月21日


第3回、無限ダンジョンアタック2日目


6月22日


第3回、無限ダンジョンアタック3日目


6月23日


第3回、無限ダンジョンアタック4日目


6月24日


第3回、無限ダンジョンアタック5日目


6月25日


第3回、無限ダンジョンアタック6日目


6月26日


第3回、無限ダンジョンアタック7日目


6月27日


無限ダンジョン完全攻略、第2の聖剣を入手。


6月28日


各国の進捗状況の報告を受け、全体指示。


6月29日


3の月に、レベル1,000億迄でリターンも使える、真無限ダンジョンを100個建設。


6月30日


ロロルー王国での店舗建設。


7月1日


リリルー王国での店舗建設。


7月2日


ロンドベレクロ王国での店舗建設。


7月3日


グラール帝国での店舗建設。


7月4日


ロロルー王国とリリルー王国での店舗建設。


7月5日


ロンドベレクロ王国とグラール帝国での店舗建設。


7月6日


第2工場に、寿司用と日本酒用の製造ラインの追加。


7月7日


配下達の装備の拡充と作成。


7月8日


配下達の装備の拡充と作成。


7月9日


配下達の装備の拡充と作成。







「お館様、生まれました!!どうぞ、中へ」


「わ、分かった!!」

オレは思わず噛んでしまった…………



我が家は防音機能が高すぎて、医務室の中の様子が全く分からない。

今か、今かと、ただただ、オタオタしていた所為だ…………



「お館様、元気な女の子です」


「ああ、ありがとう」


医務室に入ると赤ん坊の鳴き声が響いていて、オレは初めての自分の子供に手が震えてしまっていた。


手渡され、初めて抱いた、オレの娘…………


グレンを抱いた時と同じ、強い力……命の力を感じる…………



「サーニヤ、お疲れ様、ありがとう…………」


「私も、お館様の御子を産めて幸せです…………」


オレは、赤ん坊を抱いたまま、サーニヤの横に座る。

サーニヤの頭を撫でながら、“神聖属性魔法”で、ゆっくり、ゆっくり、回復した…………





「お館様、お生まれになりました!!中へお入り下さい」


「ああ、分かった」


赤ん坊の鳴き声が響いている。

サーニヤとの子とは違う声だ…………


「女の子です」


赤ん坊の命の力……この子からも、とても強く感じる…………


「ラム、お疲れ様、ありがとう…………」


「こちらこそ、ありがとうございますわ。

あなたとの子供が産めて、私も幸せですわ」


サーニヤに比べて、ラムは5人目なだけあって余裕があるな、とは思ったが、同じ様に頭を優しく撫でながら、ゆっくりと回復してあげた…………





7月10日、オレは、ラムとサーニヤとただただ、何もせずに一緒にいた。

この日からの為に、オレは先月、仕事を詰め込んで働いたのだ!!


そして、サーニヤとの子供が産まれたのは、日付けが変わって、7月11日になってからだった。


ラムとの子供もその日の夜に産まれた。

オレの初めての子供達は揃って、7月11日生まれ。


奇しくも、オレと同じ誕生日になった。



子供達が産まれた翌日から、3日間は基本、ラムとサーニヤと娘達と一緒に過ごす。


まずは、5人で娘達の名前決めから始めた。


昼過ぎまで、話し合った結果。

サーニヤとの娘は、レニア。

ラムとの娘は、レイムとなった。


そして、娘達に名前を付けたので、意を決して、“鑑定”を行った結果…………



種族は“神子”だった…………


ラムとサーニヤは飛び跳ねて喜んだが、オレとしては“魔族”か“人種族”であって欲しかった……


まあ、仕方ない。

オレには寿命が無いし、長い年月を掛けて、種族 神子が普通になる様に、しっかりとみんなを愛して行こうじゃないか!!



それから、育児に四苦八苦する、楽しい3日間を過ごしたのだった…………





▪️▪️▪️▪️





7月25日


レイムとレニアのお披露目パーティーをして、建設仕事をして、喧嘩祭りをして、今日からは、ラムとサーニヤだけを連れて、オレ作の真無限ダンジョンでレベル上げを行う。



これは過保護なオレが、妊娠中に一切の訓練も戦闘も行わせなかった埋め合わせだ。


目標としては、月末迄の5日間でレベル100万を目指している。

2人共、レベル100万新装備を御所望だ。



因みに、5日間潜りっぱなしでは無い。


この真無限ダンジョンは、ちゃんと“リターン”が使えるので夜は我が家に帰る。

それまで娘達は、ちゃんとメイド達が面倒を見てくれている。



この真無限ダンジョンは最初からレベル10万で始まる、そして、1km毎にレベルは1万づつ上がり、レベル100万からは10万づつ、レベル1,000万からは100万づつと、1桁毎に上がって行く仕様だ。



基本的にはレベルアップダンジョンだが、本家無限ダンジョンと違って、ゴーレムは訓練場仕様の色々な種類や色々な武器を使う戦闘技術向上も兼ね備えたダンジョンだ。



訓練場と違うのは、自分で相手を選べない事だ。

ランダムでは無く順繰りにパターンが現れる為、苦手な戦い方の相手でも勝たなければ前に進めない。



「今日だけは特別にオレが回復役をするから、多少無茶な戦い方をしても良い。

2人には、オレの我儘でずっと我慢して貰ったからな」


「さすが、あなた。愛してますわ!!」


「お館様、お心遣い、ありがとうございます」


「じゃあ、行こう」


そうして、3人で駆け出した…………





オレの知らない所で、2人は話し合っていたのだろう。


ラムが攻撃して、サーニヤが援護。ラムが防御して、サーニヤが攻撃。

サーニヤが引き付けて、ラムが攻撃。サーニヤが削って、ラムがトドメ。


などなど、結構多彩な連携を行いつつ、進んでいる。



そして、オレが回復すると言ったからか、戦闘のカンを取り戻す為か、かなり際どいスレスレの回避で戦っている。



2人の戦闘スタイルは結構近い。


ラムは双刀で、サーニヤは双短剣だが、片方で相手の攻撃を逸らし、もう片方で攻撃。

連撃の時には一気に両方で攻め立てる。



これは、オレの双剣での基本的なスタイルでもある。


ラムは、オレのところに来てから一から剣を学び直したので、指導したオレのスタイルに近いのだが、サーニヤに関しては、元々はナイフでの暗殺専門の戦闘スタイルだった。



しかし、それでは人間は相手が出来ても、大型の魔獣を相手にするにはリーチが短すぎる。


なので、サーニヤ同様にナイフ1本での戦闘を行う者は、専用装備を作った際に、追加で大型の敵と戦う場合用の得物を追加している。



そう言ったモノは、サーニヤと同じ双短剣か、双剣、若しくは、セバスと同じワイヤーナイフの者が多い。


ワイヤーナイフを使う者は、ナイフの投擲に優れた者が殆どなので、その延長で技術を身に付けたが、双短剣と双剣の者はナイフでの戦闘との違いを自然とオレから学んで行った感じだ。



その日、レベル70万迄進んだが、2人の連携は今日1日で完璧になっていた。

そして、オレの回復は体力の回復のみで特に出番は無かった…………



2日目で、レベル100万迄進んだが、そこからは難易度が高くなる。

レベルが10万づつ上がる様になるのだ。


その日、レベル170万迄は進んだが、翌日もレベル100万から再開する事にした。

1回の戦闘に時間が掛かる様になったので、効率良く周回してレベルを上げて行く為だ。


3日目、レベル100万から200万迄を5周した。


4日目、レベル200万から始めて、レベル400万迄進み、2人のレベルが100万を超えたので、帰ってから、装備を一新した。



デザインは2人とも以前と変わらないが、1つ1つの装備の素材の密度や付与スキル、付与魔法等は、しっかり改良している。


新装備をとても喜んだ2人は、赤ん坊の娘達に仕切りに自慢していた……

こうした教育の末に、我が子達は、脳筋へと育って行くのだろうと思った…………



5日目、2人は、レベル1,000万、レベル1,100万をソロで倒せる様に迄なった。

自分で作って置いてなんだが、この真無限ダンジョンは、完全に世界のパワーバランスをぶっ壊すダンジョンになってしまったと思う…………



そして、それは、我が家に帰って更に実感させられた…………






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