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百万回生きた猫の話
これは昔の話。
エメラルドグリーンの猫は神を深く信仰していた。
落ち込んだ時には黒い人が来てくれるようになった頃の話である。
「あの黒い人は神様に違いない」
そう思って生きていると神に試練を与えられた。
どん底だ。
何もかもがうまくいかず、大猫にいじめられて、カラスにつつかれて、
オッドアイの瞳を笑われた。
ボロボロになって気づいたことは神に甘えてもいいんだということ。
五年後になって気づいた。
そしたら人語をいつの間にかしゃべれるようになっていたこと。
そして、猫の街に自分の足でたどり着いて芸術家肌になりこの世界を深く愛した。
シェリーとも出会い、シェリーの想い人である風雨と言う名をもらったそんな猫のお話。
後の百万回生きた猫の話である。




