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JKは魔王の嫁になる。  作者: かつらぎ
第二章 逢瀬&告白編
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JK、魔王と野宿する。

「私の仕事は、魔物達が増えすぎたり減りすぎたりする事のないように、監視し、管理することだ。それに日々魔物や人間の様子を報告させ、この国の人間達が平和を保ち、戦が起きないように監視もしている。」


魔王なのに!?魔王って、人間を滅ぼす役目なんじゃないの???


はてなしか出てこない。引きこもりの魔王だからじゃなくて?


確かにセル様が戦ってるとことか、見たことないし、なんか想像つかないけど。


「えっと、でもそれって、魔王っぽくないですね?」


「魔王っぽくないか?ユリは、どんな風なら嬉しいのだ?魔王は、好みでは・・・ないか?」


不安そうなセル様。尊い・・・尊すぎる。きゅんきゅんする。わたし、ドSだったのかな、泣きそうになるセル様見ると、可愛くて、もっとからかってみたくなっちゃう。なにこれ。


「いえ、イメージでは、なんかもっとこう、勇者とかと戦うっていうか、ラスボスっていうか・・・ゲームとかラノベでは。」


「げーむ、や、らのべ?は、知らぬが、不要な戦いはしないし、するつもりもない。もちろん、向こうから戦を仕掛けてくれば別だが・・・人間の国など、滅ぼそうと思えば指一本で滅ぼしてしまえるからな。だから人間達も余程のことがない限りは、私に手を出すことはしない。・・・魔王は、嫌か?」


はあ・・・指一本ですか。こわっ。歩きながら、セル様は私の手をとる。不安そうにぎゅっと、握りしめて、小さな子供みたいだ。あんまりいじめたら、かわいそうかな。怒らせて、滅ぼされたくないし。


「いえいえ、魔王、大好きです!」


あれ、セル様今度は耳まで真っ赤になっちゃった。照れてるセル様もかわいい。これもやばたん。


「・・・・・先を急がねば、街に着かぬな。」



照れちゃったセル様と、休みをはさんで森を歩き続けて、夕方になった。


セル様は、背負っていたカバンっていうかおっきな袋から、地図を取り出し、辺りの様子を伺う。


若い頃・・・いや充分若く見えるけど。意外にもセル様は人間界によく遊びに来てたらしい。もちろん正体を隠して。城にあまり居たくなかったって言ってた。反抗期みたいな?この森は100年前とそんなに変わってないらしい。


「・・・うむ、この辺りで、良かろう。」


明日の昼前くらいには、街に到着するみたいだけど、今日はここで野営するらしい。


ん?野営って、キャンプってこと??こんな森のど真ん中でキャンプとか、初めてなんですけど!!てかここ異世界だし、魔物とか、出てこないの!?っていうか、わたしなにも考えてなかったけど・・・えっ、セル様とふたりきりで、森で一夜過ごしちゃうの!?心の準備とか、なんもしてなかった!!


色々パニクってる私ににやりと笑って、セル様は言った。


「先程も言ったろう。私の仕事は、魔物達を監視する事だ。この森の魔物達もわたしの加護を受けているから、オーム達から伝達が届いているはずだし、こちらが人間のふりをしていても、襲ってくる事はない。それになにがあろうとも、ユリの身は守る。・・・まあ、もし理性を失った魔物が襲ってくることがあれば、その時は一族郎党、滅ぼせばよいまでの事だ。」



なにその大人対応。ドキドキしてるのは、わたしだけ?


ああ、なるほど。セル様、チートだもんね。・・・今のセリフ、いままでで1番、魔王っぽかったです。

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