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【長編連載中】クソスキルのせいでハードモードでニューゲームしたref 〜人生はクソゲーの連続だ!〜  作者: 九楽
第三章 麗しのエルフ王国編

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第七十三話

 アリスは両手を広げ、わからないって感じのポーズをした。

「それはわかんない。続きいくね? …勇者様は眠りにつくときにいいました。この世界が平和に保たれれば私の存在は必要ないだろうと…。そして、平和を願わなければ私は現れないだろうと…」

「…それで?」

「そうして、勇者様は深い眠りにつき、最後の地…神族の国に魂と武器を封印し、今でも世界の平和を願っているのです。…って、いうお話なの。まあ、よくある話よね…」

 …もし、それが本当なら調べる価値はありそうだな。

「だけど、問題は道標と鍵をどうやって探すかだな…」

「ちょっと、おとぎ話っていったでしょ! そんな扉なんて聞いた事ないわよ!」

 まあ、確かにアリスの言いたいこともわかる。ただ、この世界が魔法が使えない世界なら僕もそんな事はいわない。…例えばデスマッチのように空間を作成する魔法を勇者が使えれば十分可能だろう。

「……」

「ねえ、聞いてるの?」

 …いや、待てよ。…空間切断魔法や空間移動魔法が使えれば、そもそもそんなことしなくてもいけるのか。…もしかすると、そういった魔法でもいけるのかもしれない。

「……」

「もしも〜し…」

 僕はステータスを発動して、スペルデータを全て確認した。フルスキルフルになった今なら試す価値はあるだろう。僕は目をつむり力を抜いた。そして、雑念を捨て集中し、ある魔法を想像した。

「俺を…勇者の祭壇へ! …テレポン!」

「……」

 ひゅーっと虚しい風が吹いた。どうやら、なにもおきてないようだ。アリスの方を見ると、冷ややかな目で僕を見ていた。

「……」

 やだな…これ…。凄く恥ずかしい…。宴会芸が滑ったくらい恥ずかしい。

「…ねえ、ふざけてるの?」

「ちっ、ちがう! 俺は本気だ!」

「本気でやってるんなら…。私…距離置こうかな…」

 そういいながら、本当にアリスは一歩下がった。僕は焦りながら、アリスに質問した。魔法の使えるアリスに聞けば、なにかヒントがつかめるかもしれない。

「いっ、色々実験したいことがあるんだよ! …なあ、ところでアリスはどうやってファイアーボールを覚えたんだ?」

「…どうって? …普通に覚えたのよ。生まれた時に決まるでしょ? そんなの…」

「…生まれたときに決まる? …どういうこと?」

「本当になにも知らないのね。…つまりね、生まれた時から使える属性って決まっているの。大抵は一個か二個の属性しか使えないわ」

「…全然、発動できないのか?」

「うーん。…全く発動できない人もいるし、私はどっちかっていうと…うまく発動できないって感じかな…。まあ、補助魔法器具があれば、他の魔法は使えるし、別に困らないんだけど…」

「…じゃあ、補助魔法器具なしで全属性使えたら?」

「魔法の天才ね。でも、エルフの王国にいる一番凄い特級魔導師でもそんなの無理だよ…。……って、もしかして、アル…使えるの!?」

「まぁ…」

 アリスの方を見ると口が開きっぱなしになっていた。本当に僕の発言に驚いているのだろう。

 なるほど…。つまり…いくら想像したとしても、魔法の素質がなければ使えないって事なのか…。もしくは生まれた時に裏スキルでやっかいなものがつかなければって事かな…。…ってことは、スネークロードスネークスは相手の魔法の素質も吸収しているのか!? …恐ろしいスキルだ。

「…ねぇ、アル? どうしたの? 急にボッーとして?」

「ごめん。ちょっと考え事…」

「ふーん…」

 …じゃあ、スネークイーターを解除してやれば…。でも、待てよ…。おかしい…。そういえば、あの黒騎士を倒しても空間属性強化のスキルはなかった…。まあ、単純に考えれば黒騎士に素質はあっても、そこまでのセンスがなかったと考えるべきか…。もしくは…神様のように…。

「…なあ、アリス?」

「…なに?」

「スキルやスペル…。…っていうか素質みたいなものを相手に渡す方法ってあるのか?」

「うーん。…聞いた事ないけど、あってもおかしくはないのかもね…。…だって…補助魔法器具みたいなものでしょ?」

 もし、魔王が自分の配下たちに神族のスキルやスペルを渡していたら恐ろしい事になるな。…まあ、とりあえず…それは置いといて、空間属性の魔法が黒騎士本来のスキルでないならあまり応用は効かない可能性もある。…下手に試して異空間に閉じこめられるのは嫌だ。

「…仕方ない。裏技じゃなく、正攻法でいくか…」

 さて、そうと決まればからやることはもう決まっている。やることは二つ…。まず一つ目は…。

「アリス、お願いがあるんだけど…。同盟を結んでいる国にそういったおとぎ話がないか……あと…鍵や道標がないか聞いてみてくれないか? それと、資料室にそういった話がないかも…」

「まあ、いいけど…。そんなものないと思うけどな…」

「一つの可能性だよ。…聞いた事なくても無いとはいいきれないだろ?」

「いや、まあ…それはそうだけど…」

「じゃあ、宜しく頼む…」

「りょうかいー…。…って、えっ!? アルはどこにいくの?」

「ちょっと教会に行ってくる。聞きたいことがあるんだ」

「ふーん…。お腹が減ってたから…ご飯食べたかったけど…。まあ、仕方ないか…」

 僕はお腹の辺りを触った。アリスのいう通り、僕もお腹が減ってきた。ご飯食べてからにしようか。

「確かに…腹が減っては戦ができぬっていうしな…。…ご飯にするか!」

「そうしましょう! でも、ちょっと待ってて…。調べるの時間かかるし、大臣に今の話を伝えてくる」

「わかった…。…まってるよ」

 その後、要件を伝えてきたアリスが帰ってきた後に、アリスのオススメのランチを食べにいった。




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