↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/64

お仕事

私のお仕事は、宰相様からのちょっとした、これどうしたら良いと思う?

的なお問いあわせに私の拙い記憶を元に答えている、どうもイグサです。


ええ、それだけしかしてないので私はすっかり引きこもりです。

通い慣れた執務室へのアプローチも慣れてしまい目新しいものは無く、同じ日々の繰り返しです。


どだい私はただの大学生であって、施政には疎いのはしょうがない。

それ以外なら、覚えている限りの私の世界の雑学でもこちらの世界では


"そこそこ使える"


らしいのでお話しますよ。


いきるためにね。


こんなので住む場所とお食事を朝晩と頂いていいのか甚だ遺憾ではありますが、一宿一飯の恩義はちゃんと感じておりますから働きます!たとえ無駄になろうとも!


記憶の限りアウトプットさせていただきます。私は享受され過ぎて何もしないクイーンとは違うのですよ。


これ大事!


そうそう、クイーンが城外(夜会とか買い物等)に行っているのを聞いたので、私もこの世界を見たいと言ったけど許可が下りないのよ、宰相様によると私は狙われているらしい‥


なんで?


これは私の物(異世界の物)を差し出して、どうのこうのと言う状況では無い感じ?


「どうして、誰に狙われているの?何もしてないのに!それに私の事なんて知られてないじゃん」


バカ騎士の一件で?

この世界から消えろってクイーンの指示?

私に護衛が付いたのはバカからの攻撃防御だけじゃ無い危険が報告されたから?

それとも別件で脅されたとか?


どうにも狙われる理由が思いつかず納得できなかったので問い詰めると、宰相様への私の雑学の提案はこの世では喜ばれる事も多いが、恨まれる事でもあるらしい。



はぁ?



大した事言ってないけど‥宰相様が私の助言でどんどん効率を上げ、滞っていた事業がサクサク動き始めた、らしい。

その事で各方面から私の略奪若しくは、ないものにとか?


(略奪って何?ないものって亡いもの?亡いってヒィー)


実際食事に毒まで盛られたとの事をサラッと言われたんだけど‥

それ、私が知らないでいいの?

まぁ聞いちゃった後は、少しの音でもビクッとしちゃうので、知らない方が良かったとも思ったけどもう遅かりし。

聞いちゃった後だよ。



*** ***



私の存在は結構隠されている筈なのに、宰相様の"裏の補佐官"なんていつの間にか二つ名で呼ばれていて、其れを知っているのは今まで内輪な会議に参加した官僚達‥つまりは既得権大好き貴族の中に私を狙らう輩がいるって事らしいです。


「別口のアホウにも狙われるとか、そいつらの共闘もあり得るから気をつけて下さい」


って?どう気をつければいいのさ?


バカ騎士とクイーン周辺からも何かしらある(主にバカ騎士の親とか)と今言われても〜


誰に気をつければ良いの〜?

共闘って何!


私は何もしてないのに酷くない?


むしろ役立っているのに、国の役に立っているのに〜




そもそも呼んだまま放置して帰さないのはそっちの都合じゃない。私の存在をあの時点で放棄したんだから、当然私は私の勝手に動きたい。私は自由だ!


せめてもと住まわしてもらっているお礼に伝えた事で逆恨みかよ。

踏んだり蹴ったりを地で行けるなんてありがた過ぎて涙が出るわ。


なんて国だ!なんて世界だ!


風通し良い政策システムを教えただけよ。

それで仕事が奪われたとか勘違いも甚だしいって思わない?

呼んでおいて要らないと言って放置、だが便利そうだからやっぱり欲しいとか‥どっちなんだよ!

勝手すぎるだろうが〜


邪魔なら帰してとお伝えしているのに始末する道を選択するヤツが居るのはマジで怖い。

言う事聞かないなら殺せか‥。


人のことを道具の如く扱いやがって。

こちとら人間だっつうんだよ。


***  ***


召喚に関してそれらしき本は読んだけど、何も情報が無かったんだよね。


結構貴重な本も読ませてもらったけど、

(これぞチートで、こっちの本は何でも読める。古語なのにとか宰相様に言われたが、私には普通の日本の一般的な書物と同じ見た目)召喚とは王家の血を使い、高位魔導士のみが使える秘術らしい事くらいしかわからなかったよ〜。


だからといって王家の秘密に立ち入るような、命の危険に近づくのでは本末転倒だしな〜。



あの時は多分あの第二王子の血を使って呼びただされたんだよね〜頼むのは無理だし、嫌だし。

あっちも私に協力なんてする訳が無い。


何せ命を狙われるなんていう特殊状況に追い込まれるとか、それが件の王子派加担かもなんて言われたから、実はパニクっている訳よ。


実際斬り付けられたし、毒もられたとか、無視するかと思ったら存在を消しにかかるとか‥どんだけ邪魔にされてるのだろうね。





誰もかれもが私の事を排除したいヤツの手下の様に見えて、帰れそうもない事でも病んできている。自分でもわかってる。


口では偉そうにしているけど確実に身体に出ちゃったかも。

帰れないという絶望、もう家族や友に会えないと言う喪失感。絶望感。話が合う人が居ないから文句も言えない愚痴れない‥

この私が食事も出来なくなってる。


リアルで命狙われるって、あり得ない現象になんて慣れていないもん。


こんな銀のスプーンとか持たされて口にするものは必ずこのスプーンでかき混ぜてねとか言われてみ!

アンナちゃんが必ず側に居れるとは限らないからご自分でもご注意を、とか言われ私の必需品となってけど気休めだよね〜


顔見知りから食べ物飲み物を渡されても、まず疑ってくださいとか、出来れば上手く誤魔化して口にするなとか、マジで!

なんだけど。


上手く誤魔化すってスキル高すぎない?

私には無理です。


勿論スプーンは宰相様が用意してくれました、ありがたい事です。

でも銀で防げる毒だけじゃ無いのにって、アンナちゃんがボソッと言ったことも私の耳は捉えちゃったよね‥


ここまでしてもらっていて脅すな!とも言えないしね‥


経口毒は防げても塗布タイプや霧状散布されたらひとたまりもないよね?あとなんだっけ吹き矢とか?すれ違いざまのプスリと刺されるとか?魔法もあるんだよー呪いとかあるよね…あるよね‥


自分でできる防衛策なんて限りがある私には剣は使えない。気配を察するとか無理な話で‥

エリオット君やアンナちゃんを巻き込むのも気がひけるしなぁ。


ボッチ‥まじボッチじゃんか〜。





リュックにある携行食の期限はまだある、いつ城から追い出されてしまうかわからないから食べれない。


でも、アンナちゃんが持ってきてくれるここの食事も、一度毒入りだったと聞いてしまえば口にまでは持っていくが、吐き気がして食べる事が出来なくなった。


そんなに美味しく無いし。


生命維持のために食べていたから、味を無視して(よく言って素材の味、素朴な味?)たんだけど…ほんとに、なんでこんなに美味しくないのだろうねこっちの料理って。

あれ?これ味だけの問題?



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。