持ち物チェック
毎日同じ風景で決まった予定を繰り返すばかりでは飽きてきました。
そろそろ城を出て外が見たいよねー
何を出したら宰相様は許可を出してくれるかな?
んー蛍光ペン三本とシャー芯、書き疲れ軽減グリップ付きシャーペンと太細油性マジック、私お気に入りの消せるボールペンと、消しゴムに折りたたみハサミと、くっ付くメモ帳(色々な絵柄セット)猫ちゃんの絵の定規か‥あと其れを全部入れている便利な立つペンケース。
ペンケースは何軒も文房具屋を回って探したケースで、見た目は普通の布製ファスナー式の物だけど開けると自立するのでペン立てとして使え、目当てのものがすっと取れる。沢山ある中から消しゴム等が入るポケットが脇に付いていて尚且つ可愛い布地である物をようやく見つけて買ったから愛着がある。これはあげれない。
見せもしないで温存してるのよ、なにせ今やお宝入れと化しているからね。
スマホを欲しがらないのが怖いけど、こればかりは私しか使えない(指紋認証だしウオッチもしかり)事になっている。
宰相様に手渡した時にフッと真っ暗な画面になって壊した!ってなったのと、画面をタップして文字がデカくなりすぎてフリーズして触るのが怖くなったのと、諸々スマホ持ちはじめのアルアルやらかして、見せてくれとは言わなくなったのよ〜。
アラームが鳴った時のビビリ方も凄かった。笑った(すみません)
鐘の音に設定していたからそれも大音量でキンコンカンコンって、私も大音量すぎてビビったもの(あんな音量宰相様がバーをスライドさせたとしか思えん)
一般人が時計を持たないこの世界で、時計と鐘を持ち合わせている(それも小さな平べったいケースの中に)そんなベラボーな物をこんなチンケな女が持っているとか、この世界では考えられないものね。
魔王の様な性格の宰相様が異世界の技術にビビる姿が楽しくて、それを見たくてスマホを態と弄らせる私はごく普通のモブでございますよー。
えぇ自分の事はわかっております。
決して主役になれないモブなのだからこじんまりと、こそっとひっそりと役立つ人になりたい…のよ。
ここで死にたくないのでね。
欲しそうなのに欲しいと言えないんだよね。
あの人‥案外小心者でよかった。
人間ぽいところが見えたし、私に対して悪意はないらしいと思えたことも良かったわ。
超上から目線のあんな事やこんな事言ってくるくせに、スマホが突然真っ暗な画面になると自分が壊してしまったとアワワって焦って、表面上は絶対に慌てないフリして、コメカミからブワリと汗が滲むの(近付いてわかるくらいだから気がつく人は少ないのかな?)が面白くて何度か追い込みました。
スミマセン。
冷や汗見て楽しんでいるのは私くらいかしらね?テヘ
まぁスマホは彼等からしたら未知の代物だから怖いのもあるだろうけど、基本性格がビビりというのを発見して魔王では無くて人間なんだと理解できたのは私的には安心出来たって所。
この人なら私に対していやらしい系対象なんてならないだろうし、兎に角今は私を守ってくれる盾として存在してくれている。
いつまで味方でいてくれるか?
それだけに注視して(文房具の小出しは有効!)これで当面は繋いでいこうと思っています。
私はこの国で役立ってみせます!私の命のために。




