戦国時代にチョコレート
鳥が空を飛んでいる。
空模様は良いと言えない。
錆びれた刀や折れた弓、血まみれの旗がそこら中にあった。
現在、俺達は皆さんが言う戦国時代にいる。
俺は数々の戦に出てきた、七吉です。
七番目に生まれたから、七吉。
知恵ないし、敵に突っ込む事しかできないから、生きているのは奇跡だと言われる。
俺だって戦は嫌いだよ。
話し合えば解決できるだろうっていつも思う。
くだらない戦いだ。
うちの将軍はすっごく気が弱い。
陰で俺に、「どうしよう~」とか言ってくるんだぜ?
何故か俺と将軍は、上下がないくらい仲がいい。
この戦中に、俺はある川を見つけたんだ。
茶色の甘い板みたいな菓子。
筆に墨を付けなくても、墨が中から出てくる筆。
ボタンを押すと開く傘とか。
とにかく色々な物が流れてくる川。
森の中にある小さな川だから多分、誰も知らない。
そこで知り合った、一人の男がいた。
平成?とかいう時代の人間だ。
この川に『友だちがほしい』と書いた紙と、赤い袋のお守りが流れてきた。
俺はすぐ分かった。
この時代の人間が作れる紙ではない。
和紙でもない、ツルツルした紙。
馬鹿だと思ったが、俺はその紙を持ち帰り、筆を進めていた。
自分の住んでいる村のことや、俺のことを書いた。
そして何より『友』が欲しいと言っている。
戦で沢山の戦友を亡くした俺は、この言葉を無視できなかった。
『友はここにいる』
そう書いて、川へ流した。
返事など期待していない。
しかし、自然とこの川へ来るようになっていた。
『あなたはおさむらい?ぼくたち友だち!』
その返事が来てから、彼とは仲良くなった。
たかしと言う8歳の男の子で、文通するようになった。
平成という時代の食べ物や便利な物を、手紙付きで流してくれるようになった。
そう、この川はあなたたちの時代と繋がっているんだ。
これから七吉の仲間、気が弱い将軍・エリートなお坊さん
・イケメンの侍・陽気な農民などが登場します。




