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六人掛けの食卓  作者:
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終章 もう一人

私はこの話を書いた後、いや、書き始めの頃から一つ不可解なことがあった。

両親は夜勤でいなかったから叔父さんの行動に気づけなかった、写真を見ても仲が良かったのだろうと思うだけだ。でももう一人、妹以外にAさんの状況に気づける人物がいる。


祖母だ。


当時健康体だったと聞いたが、それなのになぜ気づけなかったのか、


それとも、


気づかないようにしていたのか。


自分が育てた子供が性的虐待をしているという事実に、


それともう一つ考えられる理由がある。


自分のためなのではないのだろうか、

もしこのことを警察にでも話してしまうと、間違いなく叔父さんは捕まる。

Aさんの両親も職に手がつかなくなる可能性がある、そうすると収入がなくなり、自分の身が危なくなる。

このまま幸せな家族を演じ続けることで自分を守ったのかもしれない。


たとえ自分の孫がそのことについて相談してきても。


私はこの事実にふたをすることにした、もうこの家族を、Aさんを見たくなかったから。


私にはもう分からない。


祖母が何を知っていたのか。


本当に気づいていなかったのか。


それとも最後まで気づかないふりをしたのか。


祖母はもういない。


だからその答えだけは、誰にも分からない。

これで終わりです!見てくれてありがとうございました!!!!!


おかしな点があったら教えてくださいね!

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