タイトル未定2026/04/16 10:46
朝バスに乗った。
前に座ったおばあさんから、むかし懐かしい匂いがした。
立ち飲み屋の匂いだ。
紋次郎イカの香ばしい香りと酒の香り。
目の前に立ち飲み屋の風景が蘇る。
子供の頃父を迎えに立ち飲み屋に良くいった。その剥がれたモルタルの床に水を撒いた清々しい立ち飲み屋を思い出す。
父の迎えとは別に休日の朝、立ち飲み屋の孫と遊ぶため、よく訪れた。
立ち飲み屋のシャッターを叩き開けてくれるまで待つ。
シャッターが開き自動ドアが開くと立ち飲みやの甘く香ばしい匂いが一面にした。私と立ち飲み屋の孫は同じ歳小学生一年生だ。
急な階段をてを着きながら急いで上がり2階で、孫の叔父のプラモデルを眺めた。
戦車や戦闘機などミリタリーもののプラモデルが飾ってある。
ドアには、uボートの映画のポスターが貼ってある。黒い海から潜水艦が飛び出してくる迫力あるポスターだ。ポスターもプラモデルも洋風の木目調の暗い壁に馴染んでいる。窓からは広大な資材置き場が見える今はマンションになっているが懐かしい。私と孫は2階の居間でガンプラの話しよくした。
懐かしい。
彼は今何をしてるのだろう。
彼が中学生のころ彼の祖母が亡くなり。立ち飲み屋が上手くいかなくなり一家は町をでた。彼は元々東京にいる母親とは離れて祖父母と叔父の暮らす立ち飲み屋で、暮らしていた。父親は離婚していない。
立ち飲み屋の匂いを感じながら、バスは今はマンションになった彼の懐かしい家の前を通る。




