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「転生についてはゴン太さんにお話した様な内容です。まず転生をしている者は人間の時に人を殺めている。その人数で転生する回数が決まっている。最初に転生する時期は人間の時に死んだ時間より前からスタートする。」
「はい。」
「で、その決められた回数が終わり、次の転生が最後の転生となります。例えば2人殺していた場合は、3回目の転生が最後の転生となります。」
「はい。」
「最後の転生の時までに人間の記憶が戻らなければそのま普通に死を迎えて終わりとなります。」
「成る程」
「最後の転生までに人間の時の記憶が戻ればその人間に戻ると言われています。」
「えっ!?じゃあ俺達はまだ人間の方は死んで無いって事!?」
「その様です。人間本体が死んでいれば転生はしないらしいです。」
「そうなんだ…じゃあ、皆意識不明とか植物状態とかそんな感じで生きてるのかな?」
「かも知れません。或いは精神が壊れているとか…とにかく現実世界から離脱して宙ぶらりんの状態みたいです。」
「成る程…でも、それなら尚更記憶を取り戻しても、殺人をしてたら戻っても死刑とかになるんじゃ無い?」
「まあ、恐らくそうでしょう。」
「やっぱり人間の記憶を取り戻すメリットなねえな。俺はパスだな。」
「アタシも」
ルルとノラはこう言った。
まあそうなるよな。
「拙者は…何故ここまでの人数を殺めて来たのか…理由を知らねばならないのかもしれぬ。罪を償わねばならぬかも知れぬ…」
ゴン太は何だか思い詰めていた。
まあ数が俺らとは桁違いだからな。
前にいたとか言う戦国時代の人なんかも凄そうだな。
俺は…
やっぱり自分の性格から人殺しを進んで何人もするとは思えなかった。
今も誰かを殺したいなんて思った事はない。
まあ、不平不満はそれなりにはあるが。
荒木家とか悪魔の子とか…
でもやっぱり殺したいとは思わない。
なので真相を知りたいと言う思いはあった。
「例えば…今俺達がいる世界は現実なのかな?人間に戻ったらここにいる人達は幻のみたいに消えるのかな?」
「それは分からないです。ただ、幻だとしたら色々設定がしっかりし過ぎている様に思います。個人の空想だけでここまで世界を作り込めないと思います。俺は渡り鳥なんで色々回って世界を見てますから特にそう思います。」
「そうなんだよなあ。リアル過ぎるんだよなあ。色々」
「恐らくですが、やはりこの世界は実在すると思います。ただ、皆さんの生きていた時間軸とは違うと思います。例えばゴン太さんは明らかにこの時代に存在してるのはおかしいですから」
「だよなあ。」
「ゴン太さんは転生回数が多いので、どんどん未来に来ているのでしょう。我々は転生回数が少ない人程この時代に近いかも知れません。」
「俺は5回目だからもしかしたら昭和辺りかもしれんな」
ルルがそう言った。
俺も4回目だが3回の回転があの悪魔人形チャッキーのせいで早すぎたからルルよりは後の時代な気がする。服装もこの世界とさほど違和感ない。
「アタシは2回目ー。前は馬だったから長生きしたからなあ。」
ノラは馬娘プリティーダービーだった様だ。変身姿はちょっと見たかったな。
「俺は…やっぱりなんでこんな状況になったか知りたいです。もしかしたらなんかの間違いで殺しちゃったとかかもだし。自分から殺人する人間に思えないから…」
「分かりました。とりあえずゴン太さんと音子さんは知りたいと…ではまた分かり次第お知らせいたします。それでは。」
そう言ってナナシは飛び去った。
「とりあえず今日はこれで解散するとしようかの」
ゴン太の締めの言葉で解散となった。




