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努力は裏切らない!
会場のホールの外の廊下にあるベンチに、俺は座っていた。
「ふう……」
緊張を抑えるように息を吐き、スマホを制服の内ポケットから取り出す。
最後の確認だ。
高一の春、先輩に勧められて登録したチャンネル。
これを見て、今まで必死に勉強してきた。
今までの努力が報われる時だ。
スマホをカバンにしまい、ベンチから立ち上がる。
ホールの入口に向かって歩き出す。
俺は絶対に負けない。
負けるはずがない。
負けるなんて、ありえないんだ!
入口の前で立ち止まる。
隣には、立て看板があった。
俺は少しだけそれを見つめると、勝負の舞台へ足を踏み入れた。
――――――
「どうしてなんだよ! 借金かよ!」
「よっしゃ! スポーツ選手!」
ホール内には、悲喜こもごもの声が響いている。
一方、ホールの外では、立て看板が静かに立っていた。
そこには、こう書かれていた。
『インターハイ 人生ゲームの部』
終わり




