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咎人の詩  作者: 81MONSTER(日本を代表する怪物)ポンコツ犬のタナトス
第十三話【正義】

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 自室のベッドの中に身体を預けて、刹那は想いを馳せていた。


 萌が姿を眩ませてから既に、三日が経っている。


 自分の中でだ、気持ちの整理がいていない。戸惑う心を、抑えるので精一杯で在った。


 在れ以来、萌は学校に来ていなかった。


 光の騎士が言った事が本当だったとして、萌の目的は何だったのだろうか。


 考えても、答えが出る筈は無かった。


 だけど——其れでも、今まで萌と過ごして来た時間が、全て嘘で在る筈は無いと言う事だけは理解わかっている。


 の時に萌が流した涙は、決して偽りの物では無い筈だ。自分を騙していたとは言え、きっと相応の事情が在ったに違いない。


 尤も今の自分には、真実を知り得る術は無かった。


 だからこそ、自分は萌を信じ続けよう。


 自分自身が萌を裏切ってしまったら、其処から先には憎しみしか残らない。


 たとえもし本当に、萌が自分の敵に廻ったとしても、萌を信じ抜こう。


 友達を信じる。


 ——萌を信じる。


 今の自分に出来る事は、其れだけだ。


 其れに、自分は強く成らなければ為らない。自分はの時、何も出来なかった。弱い自分が歯痒くて、情けない気持ちに成る。もしも本当に、自分に特別な力が在るのなら、其の力を使える様に成りたかった。其の為ならば、何だってする。


 タリムを喚装した時の感覚が、今も余韻として残っている。もっと、強い力が必要だ。《正者の剣》を握り締めて、祷りを籠めた。


 護る力が欲しい。大切な者を、邪悪な者から護る力が欲しい。


 刹那は一心に、祷りを籠め続けた。



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