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ノア・アーク ― 神々と人が生きる方舟 ―  作者: ヤノチャン
十三章 第三次宇宙大戦

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超空間魚雷、実戦投入


ー 超空間魚雷、実戦投入 ー


ノアはボイジャー航路を進む…


「……何もないな……」


アイズがぽつりと呟く。


視線の先にはただ広がる虚無。


「この真っ暗な宇宙を…

ボイジャー一号は、たった一人で進んでいったのか…」


その言葉には、わずかな敬意が混じっていた。


「アイズ様……ボイジャーとは?」


ヴァルディアが問いかける。


「おぉ…知らないか…」


アイズは小さく笑う。


「地球の宇宙探査機だよ。

地球人類が“外”へ手を伸ばした証さ…

その航路が、後に星々を繋げた。

太陽系の文明が“合流”するきっかけになったんだ。」


「…ボイジャーが…」


ヴァルディアは息を呑む。


「太陽系を…繋げたのか…」


「ああ…」


アイズは遠くを見る。


「そして彼は今も旅を続けている…

何十年も…孤独に…」


ピピピ…


「レーダーに敵影を確認

次元潜艦だと推定されます。」


「数は!」


「六!」


(やっぱりいるか…簡単には行けないね…)


「総員戦闘配置!」


ヒメナの声をマイクを通して艦内中に広がる。コロニーの住民は迷いなくシェルターに移動し身を隠す。


その時、司令席の内線がなる。


「この番号…アーセナル兵器研究センター…

はぁ…リリアね。

こちら艦橋、どうかした?短めにお願い…」


「敵は宙帝次元潜艦らしいわね…

これまでどう対処してきたの?」


「対抗手段が少ないからね…出てきたところを叩くか…こちらも次元潜艦を出すか…だね。」


ヒメナは淡々と答える。


「うん。とてもいいね…

けど毎回敵の先制攻撃だったでしょ。

けどこれからは違う…

我が社は遂に開発に成功したの…"超空間魚雷"を…」


「とは?」


「これまで宙帝の独占技術で再現不可能とされてきた。別次元への攻撃手段…試してみる?」


ヒメナは少し考えアーサーをみる…


「ん?司令?どうされました?」


「いや、リリアから…試作兵器超空間魚雷だってさ!

別次元の次元潜艦を追尾して攻撃するみたい。

宙帝の魚雷の進化版的な?」


「奴らのは追尾しないですからね…

ハハハ、試してみましょうか…」


「リリア準備は?」


「十本でいいならもう試験発射管に搭載済みよ…

いつ撃ってくれてもいい…」


「了解、一本使うね。」


ヒメナは内線を切る。


「戦争司令…頼んだよ。」


ヒメナは指揮権をアーサーに委ねる。


「よし、やろうか…

目標、ボイジャー航路上…宙帝次元潜艦!」


アーサー戦争司令の声が張り詰める。


「距離、三万キロ…」


「アーセナル社の試作超空間魚雷を使用する。」


「目標の空間座標を固定…」


「司令!敵、魚雷の発射を確認!」


「ほっとけ…どうせ当たらん…

心配ならデコイでも出しとけ!

あっ、リリアが言うには反対に撃っても確実に仕留めに行くらしい…だから気楽に行け。」


アーサーはゆっくりと前を見据える。


「…さぁ…一発で仕留めよう…」


「発射準備完了!カウント開始」


艦橋が静まり返る。


「三…二…一…」


「超空間魚雷、発射!!」


魚雷が一本宇宙に飛び出る。


「魚雷、超空間に移動」


「…宙帝次元潜艦回避行動を開始」


「ハハハ!無意味だ。」


だが間に合わない。


「直撃コースです。」


「着弾まで三…二…一…」


閃光


「…命中です。」


観測員がモニターを拡大する。


「宙帝次元潜艦の撃沈を確認。

他五艦は宙域を離脱…追いますか?」


「いや、いい…」


ヒメナはモニターを見て頷いていた。


(いいデータは取れたかな?)


ノアは撃沈した次元潜艦の横をゆっくり進んで行く。


(続)


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公開情報


・超空間魚雷

 開発はヘリオス・アーセナル社

 元々は宙帝軍のみが保有していた技術を再現・改良

 別次元にいる次元潜艦に対して攻撃が可能。

 追尾システムを搭載



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