表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/229

第2章ー1 妖精博物館

これまでの登場人物

奏矢そうやジュリ

大型チェーンソーを振り回し、怪異を狩り続ける。一家で怪異狩りの依頼を請け負っているが、休みの日が潰されることを非常に嫌がる。

都内の理系大学に通っており、専攻は応用生物学科。学年は2年で、20歳。髪型はショートで黒髪。碧眼であり、膝上ぐらいの長さのスカートを(怪異狩りのときも)好んで着用する。

好きな色は黄色。


奏矢そうやジョン

奏矢そうやジュリの兄で、怪異狩りのときには銃火器を好んで使用する。依頼の時には、妹とともに向かうことが多い。身長178センチで体重は89キロ。髪型はツーブロックで、妹とは違い黒目、黒髪である。怪異狩りのときには、軍用の分厚いジャケットを着込む。

現在年齢は25歳で、日々修行と食い扶持を稼ぐために家業に邁進している。

好きな色はワインレッド。

 バリバリ、ぐちゅ……

ずるり……

咀嚼音(そしゃくおん)が響く。


「た、たす……」


男が壁に寄りかかったまま(うめ)いた。男は服装から、警備員のようであった。



ぴちゃり……


……


ぴちゃり……



水音も響く。

薄暗闇の中、その男の周りに飛ぶ小さな、それは小さな羽のある人影。


「い、いや……だ……」


 バリバリ、ぐちゅ……

ずるり……


男にたくさんの小さな黒い影が、取り付き、蠢く。


ぴちゃ……




ぴちゃ……



目の辺りから、丸い物が床に転がる。



 バリバリ、ぐちゅ……

ずるり……




音は、止まない。



咀嚼音と男のうめき声が、いつまでも続いていた……

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ