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ポーション強化大作戦 3

では、【召喚術】のチュートリアルで何個かもらったこの下級MPポーション(LV5)を分解してみましょう。


錬金布の真ん中において、魔力を注いで、分解発動です。


すると、下級MPポーションが光に包まれ分裂。


錬金布の上には二つのアイテムが残されました。


一つは魔力水。


どうやらただ単に水に魔力付与で魔力を込めただけのもののようです。


これなら私でも用意できます。


次が問題ですね。


月光草という名前のアイテムです。


見た目は光るホワイトアスパラガスです。


説明はこんな感じです。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


月光草

効果

月の光のみで育つ特殊な薬草

その茎には豊富な月の光と魔力を宿している

主に調合などの素材として使用できる


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


ふむ、どうやらMPポーションは魔力を宿した液体と薬草の組み合わせで出来るってことでしょうか。


しかし、ヤモギに魔力を注いだら枯れてしまったんですよね……


やはりヤモギだけではMPポーションは作れないって事なんでしょうね。


次に森に入ったら魔力をもっている植物を探してみましょう。


多分、【魔力操作】があれば、魔力がたまっている場所とかが分かるはずなので、それを目印に探してみましょう。


「とりあえず、残っている下級MPポーションも分解して、月光草を色々いじってみましょうか。」


売り物にするには数が足りないのでたいした稼ぎにはならないでしょうが、色々試してみても無駄にはならないでしょう。


まずはどうしましょうか……


「そうだ、月光草を更に分解するとどうなるんでしょうか。」


早速やってみましょう。


まずは、MPポーションを分解、実験できる程度の数の月光草を確保します。


そして、月光草を分解します。


……これは。


なんか、ちっちゃい粒が何個か落ちているみたいですが、どうやらこれは月光草の種のようです。


なるほど、素材系の植物はこうやって種に戻して育てて増やすことが出来るみたいですね。


「でも、畑とかがないと種は育てられないですよね……」


ん~、なにか他に手段は無いでしょうか。


数が増えなくても、もっと大きくなったりすれば量が作れるようになると思うのですが。


次は、月光草にヤモギを合成してみましょう。


もしかしたら大きく成長したりするかもしれませんし。


それじゃ、月光草を真ん中に、その周りにヤモギを置いて、合成です。


……ふむ、特に変化した様子は無いですね。


一応月光草を調べてみましたが、変化は見られませんでした。


あえて言うならちょっと月光草がしゃきっとした気がします。


これは、ちょっとだけ品質が上がったってことでしょうね。


「この組み合わせではだめそうですね。」


それじゃ、逆にしてみますか。


次はヤモギに月光草を合成します。


結果としてはちょっと新鮮なヤモギが出来ただけでした。


ちょっと勿体無かったかもしれません。


まぁ、実験に犠牲はつき物です。


後なにかありましたっけ?


後拾ってきていたのは木の枝と…… あ、そういえば胡桃がありましたね。


しかし、胡桃でなにか出来るでしょうか。


とりあえず、やるだけやってみましょう。


まずは、月光草を真ん中において、その周りに胡桃を置きます。


こうすれば、だめでも月光草は無くならないので安心です。


「それでは、行ってみましょうか。合成です。」


合成が完了すると、そこには、月光草ではなく、うっすらと光を放つ大きな胡桃が転がっていました。


「これは…… 相性のいい組み合わせだったみたいですね。」


詳しく調べてみましょう。



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


満月胡桃

効果

月の光を湛えたおおきな胡桃

多量の魔力を宿していて、その魔力を月の光として周囲を照らしている。

薬の材料として使われるほか、その特殊な魔力を用いて武具に加護を与えることが出来る


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


おぉ、なんか凄そうなアイテムが出来ましたよ。


せっかくですし、作った月光草の半分くらいは満月胡桃にしてしまいましょう。


これ単体でも、もしかしたら結構な価値のある物かもしれませんし。


いやでも、初めにもらえるアイテムから出来たものですからそこまでではないのでしょうか。


まぁ、とりあえず、せっかく薬の材料と書いてあるので、一個だけ試しにMPポーションにしてみましょう。


まずは、ナイフと石を使って胡桃をこじ開けます。


胡桃の殻のつなぎ目の部分にナイフの刃を当てて、石で打ち込んで割ります。


そして、実の部分をナイフでほじり出して乳鉢に入れていきます。


すると、どうやら魔力はやはり身の部分に溜め込んでいたようで、殻は光らなくなってしまいました。


胡桃を乳棒ですりつぶしていくと、胡桃の甘いような香りがしてきます。


「なんか、胡桃ダレのお団子とか食べたくなってきますね。」


あとで、普通の方の胡桃ともち米とかききちゃんに預けたらお団子作ってくれますかね。


まぁ、それは後の楽しみにしておきましょう。


胡桃はいい感じになってきたので次は魔力の宿った液体ですよね。


MPポーションを分解しまくったのでそこそこ魔力水はあるのですが、せっかくですからさっき作ったオーバーマナポーションで試してみましょう。


ビーカーにポーションを注いで……


あ、一本じゃちょっと量が少ないですよね。


しょうがないです。ちゃっちゃと追加で魔力を注いでしましましょう。


とりあえず4本分あれば大丈夫そうですね。


魔力を注いで、ビーカーに移して……


うん、分量はこのくらいでよさそうです。


次はいよいよ胡桃をとかしていきます。


ゆっくりかき混ぜながらとかしていくと、今までと違い青白い光を放つ液体が完成しました、


急いでポーションビンに液体を注いで調べてみると。


なんと、出来たのはMPポーションではなく、月の雫というアイテムでした。


「月の雫ですか。いったいどんな効果なのでしょうか」


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


月の雫

効果

月の光を液体とした秘薬

魔力を月の光へと変換して光を放つ

使用するとMPを20%回復する


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


おぉ、割合回復の20%ですか。


これは結構強力なものなんではないでしょうか。


私が月の雫を色々と観察していると、またスキル訓練所からの退室を促すアナウンスが流れます。


流石にこれ以上延長すると明日に差し支えるのでそろそろ終わりにしないとです。


「ききちゃん、いそいで片付けてしまいましょう。」


私は、急いで使っていた道具を片付け今日はログアウトすることにしました。


なんというか、最初の予定ではポーションは1話で終わる予定だったのに……


気付いたら長くなっていた。


次はもっと計画的に書いていかないと

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