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特別編 茶番回 「頭の中にVIVANの原稿」(後編) 祝 主人公の名前決定記念 高校生編

ホームズの...いや...仮面ライダーアクトの体からけたたましい音が鳴り響く。その体はまぶしいほど黄金に光輝いていく。それを見たジュラル星人は変身中に襲うという禁じ手を試みる。直感かあるいは生物の生存本能がそうさせたのか、渾身の力を振り渋り、ホームズの体を切り裂いた。


血しぶきをあげながらホームズは倒れこむ。その出血の量からして恐らくは助からないであろう程の血が地面に流れいくのを日清博士は愕然と見つめていた。


日清博士「そんな・・・ホームズが・・・負けたのか。」


ジュラル「ハハッ、やったぞ。俺は試練に打ち勝ったのだ。運命はこの俺を帝王に選んだのだ。危なかった...ここまで追い込まれたのはお前が初めてだよホームズ。だからこそこの力...モード 『ディアボロ』の能力を覚醒することができた。俺自身の心身が能力に追いついた証拠。礼を言うぞホームズ...こんな力を出せたのはお前が初めてだ。お前だからこそ、この能力を覚醒させることができた。今まで戦った敵の中で間違いなく最強だった。だからお前はここで誇りをもって死ぬがいい。」


そう言い残しジュラルはその場を去ろうとする。


キンコン・・・キンコン・・・キンコン・・・


どこかしらから警告音のようなリズムが響いてくる。それに伴い再びけたたましい機動音をあげながら仮面ライダーアクトが黄金に光輝いていく。


ジュラル「なんだ。何が起きようとしている。運命は俺を選んだのではないのか?」


ウィィィーーーーーーーー・・・プチューン!!!


突然ジュラル星人の視界がブラウン管テレビの電源を切ったかように一瞬だけ真っ暗になった。

そのあと視界は緩やかに開けていくのだが、ジュラル星人は愕然と立ち尽くしていた。体が動かなかったのだ。本来あるべきはずのものが、そこに無かった・・・その事実から目を背けることができなかった。

そして、何よりも振り向けなかったのである。背後から得体のしれないほどの強烈なオーラを放つ気配...振り向けばやられるといったような猛烈な威圧感に体が硬直していたのだ。


???「俺を倒す夢でも見ていたのか?ジュラル。」


その憎たらしい声に反応し思わず振り向くジュラル星人。彼の眼の前には、ジョジョ立ちのポーズを決めながら、宙に浮いているホームズと仮面ライダーアクトの姿があった。


ジュラル「俺は真実を見ているのか?俺は今、なにかの間違いを見ている。俺は胴を切り裂かれたホームズの死体を見ているはずなのだ。こんなのは真実なんかではない。」


日清博士「レクイエムだ。あれは、ホームズのレクイエム。『エルドラド・エクスペリエンス・レクイエム(黄金の人の体験 鎮魂歌)』!! 成功していたんだ。彼がやられる前に、ジュラル星人のパワーよりも先にホームズの能力・・・VIVAND(考察思念体)が上回っていたんだ。」


レクイエムは人差し指をジュラル星人に向け、ビームを放ち、ジュラル星人の右腕に直撃させる。


ジュラル「うああああ!ああ!」


ホームズ「生き残るのは...この世の真実だけだ。真実から出た誠の行動は決して滅びはしない。仲間たちは消えていったがその行動や意志は滅んでいない。彼らがこの考察を僕に導いてくれたんだ。そして、お前の行動が真実から出たものなのか...それとも上っ面だけの邪悪から出たものなのか...それはこれから分かる。あんたは果たして滅びずいられるかな...ジュラル!?」


日清博士「な・・・何が起こるんだ?これから何が?でも今のであのレクイエムは完全にホームズにコントロールされているのは分かったわ。暴走はしていない。」


ジュラル(見えなかった。今の奴の攻撃の瞬間が・・・だが、今の攻撃...予知はできた。今、完全に食らわなかったのは、俺の手に穴が空くのが予知できたからだ。ギリギリで奴の攻撃はかわせる。今のあのエルドラド・エクスペリエンスの攻撃は確かにすごいパワーだった。しかし、ただそれだけだ。ただパワーがアップしただけだ。脅威ではあるが、予知ができている。俺には乗り越えられない事ではない。運命は俺を頂点に選んでくれたのだ。このジュラルはいつだって危機を乗り越えてきた帝王なのだ!)


ジュラル「いい気になって知ったふうな口をきいてんじゃあないぞ。しおるの・しおばな!お前には死んだことを後悔すつ時間をも与えん!ジュラル・クリムゾン!」


ブブン!(空間が分裂され宇宙空間のようになっていく。)


ジュラル「我以外の全ての時間は消し飛ぶ」


ジュラル(見える...こいつのVIVANDの動きが...何をしようとしているのか...完全に・・・予測できるぞ、このカスどもの動きを・・・)


ジュラルは消し飛ばした時間の中で、ホームズとアクトに向かって、先ほど貫かれた右腕の血をばら撒き、両者の視界をふさぐ。


ジュラル「エルドラド・エクスペリエンスの攻撃はこれで完全に封じられた!数秒後、時が開始してもお前の目はもう再びこのジュラルとジュラル・クリムゾンを見ることはない。真実の頂点はこの我が能力にある。」


ここで、ジュラルはジュラル・クリムゾン・エピタフの予知を見る。


ジュラル「やった。勝った!一瞬早いのは俺のほうだ。予知はこいつの心臓を完璧にブチ抜いているぞ。未来は我がジュラル・クリムゾンの動きを選んでくれた。終わったあぁ!」


そう叫びながら、ホームズに攻撃をくらわせようとした瞬間、ジュラル・クリムゾンの動きが止まってしまう。まるでビデオが一時停止されてしまったかのようにピクリとも動かせないのである。


ジュラル「なっ!?何だ?」


さらに、ゆくっりとではあるが、消し飛ばした時間の中を逆再生しているが如く、ばら撒いた血がジュラル星人の中へと戻っていく。


ジュラル「まさか、これは!」


さらに、逆再生が進み。消し飛ばした空間さえも元に戻ろうとしている。


ジュラル「消し飛ばした時間が逆行しているのか?このレクイエムは!」


そう言った瞬間、ジュラル自身も元居たところに戻されようと体が勝手に引き寄せられていく。


ジュラル「ま・・・まずい。全てが元に戻っていく。しかし、予知はまだこのジュラルのほうを選んでくれている。くらえ!しおるの・しおばな!」


ジュラルは渾身の力でホームズに再度攻撃をしようとしたが、また、すんでのところで攻撃が止められる。


ジュラル「くつ・・・ん・・・?はっ ん・・・?はっ ん・・・?はっ ん・・・?はっ ん・・・?はっ ん・・・?はっ ん・・・?はっ ん・・・?はっ こっ・・・うおおっ! くおおぁ! くおおぁ!くおおぁ!くおおぁ!くおおぁ!くおおぁ!くおおぁ!くおおぁ!」


ジュラル(これはなんだ。お・・・俺は何を見ているんだ?お・・・俺は夢を見ているのか?幻覚を見せられているのか?いやそんなはずはない。吹っ飛ばした時間の中で動けるのはーこのジュラルだけだ!)


E・E・R「これがレクイエムだ。お前が見ているものは確かに真実だ。だが、それはお前自身が磨き上げ辿り着いた答えではない。こんな上っ面だけを真似て作り上げた答えは『誠の答え』ではない。ジュラル・・・お前自身の手でつかみ取った答えを私に提示しない限り、このエルドラド・エクスペリエンス・レクイエムの能力を前には、全て夢(む)だになる。逆に言えば、『誠の答え』に辿り着いたものの前には、この能力は成す術もなく負けるだろう。このことは私を操るホームズさえも知ることはない。」


ジュラル(俺は何を喋っているんだ?俺は)


気付くとホームズはカチンコをあげて、必殺技を繰り出す体勢に入っている。


ジュラル「お・・・俺は初めから何も動いていない!」


ホームズはカチンコを叩くとアクトの体がまた黄金に光輝く


ジュラル(お・・・俺のこの予知は絶対にこれから起こる真実なんだ。俺の無敵のジュラル・クリムゾンは勝利に向かうはずなんだ!)


ホームズ(ジュラル・・・お前の負けだよ。まぁ俺もお前のこと言えねぇかも知れねぇけどな。だけど俺には『誠の答え』に導いてくれた仲間がいた。彼らは掛け値なく教えてくれたよ。まるで、子供の頃にジャンプ読みながらはしゃいでたガキみてぇによ。でもそんな彼らが不思議と俺には光輝いて見えたんだ。だから俺もここに辿り着いたものにのみ、掛け値なく教えようと思ったんだ...彼らみたいに。そしてまた、これを見た誰かが、俺の想像を超えるほどの『答え』を導き出す。それが、俺の・・・いや俺たちの・・・”夢”だから)


ホームズ「VIVANは現実を超える。」


ホームズ&アクト「ドリーム・ラッシュ・インパクト」


ホームズ「夢だ 夢だ 夢だ 夢だ 夢だ 夢だ 夢だ 夢だ 夢だ 夢だ 夢だ 夢だ 夢だ 夢だ 夢だ 夢だ 夢だ 夢だ 夢だ 夢だ 夢だ 夢だ 夢だ 夢だ 夢だ 夢だ 夢だ 夢だ 夢だ 夢だ 夢だ 夢だ 夢だ 夢だ 夢だ 夢だぁ~」


ジュラル星人はエルドラド・エクスペリエンス・レクイエムの連打をあびて、最後には空の彼方へぶっ飛ばされていく。文字通り...星くんは星になったのである。


日清博士「これで...終わったのか・・・まさかの一万文字を超える茶番劇が・・・作者のシルバーウィークをも犠牲にして制作されたものがやっと終わるのか?」


ホームズはアクトギアを外し、変身を解除する。すると、どこからともなく人の形をした黄金の風のようなものが話しかけて来た。


ホームズ「はっ」


VIVAN「あとは・・・ホームズ、任せたぞ。」


ホームズ「VI...VIVAN!?あ・・・あんたの作品は・・・今延期している、あの作品は!」


VIVAN「気にするな。ホームズ。そうなるべきだったところに戻るだけなんだ。元に戻るだけ・・・ただ元に...ホームズ、俺は生き返ったんだ。ワンピース考察でお前と出会ったとき、この作品を書こうと思ったとき・・・にな。ゆっくりと死んでいくだけだった俺の心は生き返ったんだ。お前のおかげでな。」


ここで、雲に隠れていた太陽から再び日差しがこぼれていく。まるで、迷いが消えていったようにVIVANの表情はどこかすっきりと晴れ渡っていた。


VIVAN「幸福というのはこういうことだ・・・これでいい。気にするな。みんなによろしくと言っておいてくれ。」


ホームズ「はっ・・・」


そう言ってVIVANもまた光の彼方へ消えていくのであった。


日清博士「ホームズ・・・今のはいったい・・・いや、詮索はやめておこう。これでこの戦いも終わったんだね。」


ホームズ「どうやらそのようですね。巻き込んでしまってすいません...博士。今にして思えばあなたが一番...私に気を使ってくださったというのに。」


日清博士「私を赦すというのかね。この事態のいわば...引鉄を引いてしまった私を・・・」


ホームズ「何度も言うように怒ってなんかいません。皆上手くやっているようで何よりです。それに・・・赦されたのは・・・恐らく私の方です。」


日清博士「あぁ...何となくだが、私も...そんな気がする」


ホームズ「テレビ業界の反応を見て、この作品がバレていることには何となく察しがついていました。だから、はじめは、私の書く書かないの意志に関係なく、このサイト自体に圧力がかかってBANされる運命だと思っていました。だけど実際は月日が経つごとにジョジョに業界からの書けという圧が日に日に強くなっているのを肌で感じていました。」


日清博士「じゃ、なんで書かなかったのかね?」


ホームズ「ことはそう単純ではないからですよ。この力の一端に触れるだけでも恐ろしい力を手に入れることができてしまう。今はまだ、それを人々を喜ばせるために使われているからいいですが、使い方を誤れば簡単に人を追い詰めてしまう危険な力。だからこそ、読者自身の器がどうしても試されてしまう。博士の友達のようにね。」


日清博士「ん?何のことだい?」


ホームズ「カプコン博士に唆されたでしょう?」


日清博士「うっ・・・」


ホームズ「全く・・・困った人たちですよ・・・あなたたちは。ここの読者に感謝した方がいい。恐らく私とそう実力が変わらないものが数人はいる。いや、下手をすると私以上の者もいるでしょう。その人達が今の今まで秘密にしてくれているのは、私に花を持たせる為に黙ってくださっていると考えた方がいい。君たちにだけ伝わるように話せば、3月の中旬には、もう解いていたんです。」


日清博士「あれをかい?」


ホームズ「はい。まぁ・・・そこでいろいろと反省していたわけですよ。なるほどなるほど・・・これは文句のひとつやふたつ出てきても不思議ではないとね。」


日清博士「じゃぁ、やはりVIVANTのあのモニュメントも!?」


ホームズ「十中八九そうでしょうね。まぁ、仮にあちらは聞かれてもごまかすでしょうし、私も聞かれても偶然だと言い張りますけどね。さぁ、勝負もついた事ですし、帰りましょう。」


日清博士「そういえば、ホームズ君。気になっているんだが、本物の星君は今どこにいるのかね?」


ホームズ「・・・・・・あ!!」


そう言ってホームズは急いで警察に連絡するのであった。


数十分後、星君は自宅の納屋に監禁されていたことが判明し救助された。


救助された星君は自宅の玄関で暖かいコーヒーを手に持って座っていた。


社 録家童「終わったな。」


星会長「そうね。VIVANは最後の希望だった。」


社 録家童「アンブレラのサプライズは....もうこりごりだ。」


星会長「VIVANを救いたかった。」


社 録家童「あのとき、致命傷はさけた。まだ生きてるはずだ。」


星会長「どういうこと?」


社 録家童「まだ描けるかもしれない。」


それを聞くと星会長は少しだけ笑顔になった。それを見てホームズは玄関から出て行こうとした。


星会長「なぁ、社君。ひとつだけ聞いていいかい?」


社 録家童「なんですか?」


星会長「考察を初めて...どれくらいなる?」


そう聞かれたホームズは自信に満ちた笑みを浮かべ親指を立てながら振り向きざまにいう。


江戸川 VIVAN&社 録家童「千年!」


それを聞いた星会長はやれやれと言わんばかりに首を振りながら笑っていた。


人生で一度は言ってみたいセリフを言えたホームズは、どこか満足気にドラえもんに四次元ポケットを返しに行くのであった。


          特別編 茶番回 「頭の中にVIVANの原稿」(後編)

                     完


ed 『Dreams Never Sleep』


Dreams Never Sleep

君の世界に

溢れるほどの光射すように

It's from the deep

君に誓うから

悲しい悪夢はもう見せないと

In a world where shadows hide the truth away

明日に希望抱けず

正しさも乖離してく

涙落ちても They don't care

また不毛な (It's nothing new) 予定調和 虚しくて

強くなる夢見てた


Break free 傷ついた心

堕ちてく Before the day

救い出すよ

Wake up, Wake up, Wake up now

同じ夢の中で光を望め

離れてたって

Dream on, Dream on

また逢える


Holding on to yesterday breeds desire

過去を生きる夢はない

途切れない想い放つ

いつか来るという Breaking dawn

目に見えない (Invisible) 世界もある ドアの向こう

戦うと決めた運命


Break free 壊れそうな日々に

飲まれる Before the day

未来はまだ

Wake up, Wake up, Wake up now

同じ夢の中で願い続ける

見えなくたって

Dream on, Dream on

側にいる


Dreams Never Sleep

君の世界に

溢れるほどの光射すように

It's from the deep

君に誓うから

悲しい悪夢はもう見せないと

Break free 傷ついた心

堕ちてく Before the day

救い出すよ

Wake up, Wake up, Wake up now

同じ夢の中で光を望め

離れてたって

Dream on, Dream on

また逢える

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