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魔法少女☆ソルシエ  作者: Rio.K
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32話 ー 最後の敵 ー


秋葉原の中心に一流のソルシエール17人が集結し、めいを包囲した。

一人に対し17人のソルシエール。

ちあき、りお、つばさの3人はここで初めて事の重大さに気付いた。

ちあきは轟音が鳴り響く中、部隊の中心に立つ西園寺へ精一杯の声で問いかける。



「西園寺先生!これは、、!これはいったい何なんですか!!私達はどうすれば、、、」


「国望さん!あなたたちはそこにいてください!東山さんはもうソルシエではありません!彼女はもう、、」



その時だった。

めいが3人に対し光束攻撃を放って来た。

3人に当たる直前で西園寺が弾き返しなんとかま逃れたが、もし当たっていれば致命傷になるほどの威力だった。



「ぉおい!ティターニア!ごちゃごちゃうるさいんだよ!来るならさっさと来たら?もたもたしてんならそこの3人から殺す!」



その言葉を聞き、西園寺はめいの方へゆっくりと振り返った。その表情は、冷徹で鋭い眼光を光らせてた殺し屋のような表情だ。



「へぇー、さすがはティターニア・ルヴァン。世界が育てた機械人間。血が通ってるのすら疑うわ。」



轟いていた風を腕一振りで西園寺が止めた。

そして、


「黙りなさい、、」


西園寺がつぶやいた直後、突然その姿を消した。

次の瞬間、めいのすぐ側に現れ激しい戦闘を繰り広げている。


「は、速い、、!あれが、、ティターニア・ルヴァン、、、。」


つばさは目にも留まらぬ速さで戦う西園寺を必死に目で追っている。

速さ、正確さ、ついで無駄な動きが微塵もない。

それは間違いなく、他のソルシエールと一線を画す領域だ。。


しかし西園寺のそれもさることながら、めいは互角に戦い続けている。

それどころか、余裕すら感じられるのは気のせいだろうか。



「ひゃー!!いいねぇ、いいねぇ!!さすがだよ。ぶっちゃけあんたのこと疑ってたけどさ、さすがだよほんと。でもね先生、あたしはもっと、、、強いから!!!」



そう言うとめいは西園寺の攻撃を片手で止めクスっと笑った。

そして西園寺を不可視の圧で突き飛ばす。

次の瞬間、怯んだ西園寺を見て他の16人が一斉に加戦した。

一瞬体制を崩した西園寺はすぐに体制を取り直し、再び戦闘に加わった。


17対1の構図に変化しても尚、めいは表情一つ変えず攻撃を交わし続ける。

しかしその表情を見る限り、とても本気で戦っているとは思えない。


目の前で繰り広げられる規格外の強さのぶつかり合い。

りおは思わず心の声を漏らした。


「すごい、、あれがきい、、。あれだけのソルシエールを相手にあんなに、、。ついこの前まで一緒に戦っていたのに、、。」




『精鋭部隊』と言われるぐらいだ。一人ひとりがとてつもない力を持っている。

だけどおかしい。3大ソルシエールまでいるというのに、その数え切れない手数の攻撃がめいに掠りもしないのだ。



「あぁー、、、なんかもうさすがに飽きてきた。じゃあ今度はあたしの番ね。」


そういうとめいは再び全員を吹き飛ばし、一人のソルシエールを集中的に攻撃し始めた。

その攻撃はあまりに速い。肉眼で確認することは愚か、何が起きているのかわからなかった。

ただ標的になったソルシエールが見る見るうちにダメージを負っていく。

そして10秒足らずで戦闘不能へと陥り、そのまま地面に叩きつけられた。


「ちょっとーまだだよー」


めいは意識を失ったそのソルシエールへ先程同様、回復魔法で全回復させまた自分の元へ引きつける。


そして再び滅多打ちにし全回復、滅多打ちにし全回復を繰り返しその感覚を徐々に縮めていく。



「フー、、、このぐらいでいっかな。」



瀕死状態で床に倒れこんだソルシエールの髪の毛を掴み頭を持ち上げるめい。

そしてこう言い放った。



「いい?あたしの邪魔をする奴はね、全員敵だから。敵は全員徹底的に潰す。殺す直前まで痛めつけて、一番キツイところをずーっと味あわせる。何人でも相手になってやるから。」



その言葉を聞いた西園寺は構え直し、魔力を増大させた。

しかしその時、ソルシエールの一人サジェス・ルヴァンが西園寺へ声をかけてきた。



「ティターニア様!ここは我々に任せて3人を連れ退避を!」



「何を言っているのですサジェス!そんなことはできません!」



「今のままでは部隊が全滅してしまいます!退避して新しい戦略を!でないと、、、う“ッ、、、、」



「サジェス?サジェス!!」


後ろからめいの攻撃を受けたサジェスは西園寺の両手をすり抜けて、ゆっくりと地面に倒れこんだ。



「だからさ、ごちゃごちゃうるさいんだよあんたら。あー、なんか萎えた。もういいや。最初からわかってたんだよなーなんとなく。」



めいはソルシエールを次々と、さらに淡々と倒していく。

一人、またひとりと倒れていく。

西園寺はサジェスを抱き抱え微動打にせずその場に佇んでいる。


やがてシルフとエルフだけが残り、めいはすぐに二人同時に拘束した。



「シルフ、エルフ。あんたらには散々可愛がられたよね?あんな物まで食べさせてさ。だから特別だよ?ここで全部お返ししてあげるよ。」


めいが拘束した二人を一撃で倒すべく、両手に魔力を貯め振りかざしたその時だった。



ー おい。その辺にしとけよクソガキが。 ー



西園寺の声だ。西園寺が喋っている。

でもどこか様子が変だ。

その違和感に真っ先に気づいたのはつばさだった。



「おかしい!先生は変身後のあの姿であんな言葉出ない!」



つばさの言う通り西園寺が変身したティターニア・ルヴァはどんな状況でも穏やかな口調を崩さない。

めいは西園寺の言葉に即座に反応する。



「はあ?クソガキ?この状況でよくそんなこと言えるよねー。やっぱり痛い目見なきゃ、、わかんないのかな!」


めいは下を向き動かない西園寺へ攻撃を仕掛けた。



ー スパーーーーーンッッッ!! ー



めいの攻撃が当たったのかその場所を凄まじい光が包み込み、強い風が吹き荒れる。



「フフフッ、バーカ。いくらティターニアって言ったってあたしの攻撃をそんなまともに、、、

て、、え、、、!?」



徐々に収まる光の中、西園寺の前に明らかにそれまでいなかった人間が立っている。



その光が消えゆく時、現れた新たな光。



「サプライズゲストのお出ましってわけね。面白いじゃん。そう来なくっちゃ。」



西園寺はゆっくりと顔を上げた。

目の前に立つ18人目のソルシエールの後ろ姿。



「おまえが最後の敵だぁ?バーカ。おまえの最後の敵があたしら『S4』なんだよ。」


そこに現れたのはバンシー・ルヴァン。

かつて世界を震撼させた、攻撃型最強のソルシエールだ。


続く

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