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リズム

 彼はキーボードの上で、指をダンスさせるかのように打ち込んでいく。

 リズム良くダンスするかのようにして。時折のミスタイプも気にすることなく。

ラストはエンターキーを押して、次のテキストを新たに打ち込む。

 心地良い打鍵音を奏でている。独り、打ち込み響かせながら。時には長押しをして。

 ゆっくりとだが、彼の指捌きは踊るかのように滑らかさを増していく。

ブラインドタッチのスキルは無いとしても。ダンシングタッチのスキルは有るのだろう。

 彼はテキストの打ち込みを楽しんでいく。これからもそうだろう。変わることなく。

打鍵音をピアノのように響かせながらーー。


ーーこのメッセージもダンシングタッチで打たれたものだとしたら、あなたはどう思うのか。それは打ち込んでいる自身すら気にすることはないのだーー。


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