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クロネコの腕時計と手紙
古い友人から貰った腕時計がある。クロネコをイメージした腕時計だ。気に入って何年も腕に着けている。
右手首を見ると、いつもクロネコの顔と白い秒針たちが時刻を示してくれる。それが私にとってのお気に入りだ。
何年も使っていると愛着が湧いてくる。肌身離さず持っていたいと思わせてくれる。古い友人が作ってくれたのもあるかもしれないがね。
だから私は古い友人宛てに手紙を書くことにした。いつも書く手紙より良質な便箋と用紙で。
出だしはどう書こうか。どんな内容にしようか。向こうの近況はどんな感じなのだろうか。
色々と考えることが多い。だけど、そんな時間を楽しみにしている私がいる。
コーヒーをお供に手紙を書き綴るとしよう。それが今の私にできることなのだからーー。




