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三時

 夏の夜のこと。深夜三時のこと。毎晩のようにして、いつもと同じお客さんが来店してくる。

店内を見て回るだけ。もしかしたら、涼みに来ているのかもしれない。

 では何故、午前三時なのか。それがよく分からない。もしかしたら、認知症の可能性も出てきた。真相はどうなのだろうか。

 しかし、彼は店内を見ていると品物を手に取った。それは風邪薬と栄養剤と幾つかのお粥だった。良く見るとマスクをしている。家族の誰かが風邪を引いたのだろうか。お客さんのことを詮索するべきでは無い。だが、少し気になった。

店員とお客さんの関係でしかなく、そこまでの関係であり深入りするべきではない。

 彼は今夜と同じように三時に来店してくるだろう。それが彼の日課なのでもあるのだからーー。

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