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逢いたい

ユウ

いつの日か別れがくると知りながら

時が二人を分かつ定めを



稜海

そばにいて 触れれば消えゆく あなたへと

伸ばす両手の 届かぬ距離よ



東京の空は、今日も鈍色をしていた。

窓の外では粉雪が舞い、隣のマンションの屋根に薄く積もり始めている。


私は制服のマフラーを巻き直しながら、ふと目を閉じた。

瞼の裏に浮かぶのは、青々とした杜の緑と、木漏れ日の揺れる小径。

蝉の声。

そして、そこに立つユウの姿。


不思議だった。

冬の朝、教科書を鞄に詰めているときも、通学路を歩いているときも、心のどこかがいつもあの夏の杜につながっている気がする。


まるで、体だけが東京にあって、心の一部を置き忘れてきたみたいに…。





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