美術の憂鬱
これは、高校に入学して1ヶ月の主人公のただの愚痴である。
憂鬱といえば、私の好きな小説に、宇宙人や未来人、超能力者が出てくるものがあるのだが、できることならその物語の主人公と入れ替わって高校生活を送ってみたいものである。
最近の学校の日々が何かと憂鬱な私は愚痴をこの日記に書くことにしたのだ。書いたところで私しか読まないが自分のイライラが少しでも晴らせたらいいなと思う。
今日はゴールデンウィーク明けの平日だ。休みの日がそこまでめちゃくちゃ楽しかったわけでもないが、連休明けというのはだいたいの学生にとって憂鬱なものである。たぶん。
だがしかし、私には他に憂鬱な理由があるのだ。
美術の授業が嫌。
高校の1年生にだけある芸術科目は選択式で、音楽と美術の二択で、私は絵が描けなくその上ありとあらゆる作業の手際が悪いので美術は嫌だという理由で音楽希望にした。
結果、美術クラスにぶち込まれた。
どうやら音楽を希望した人が多かったらしく、教員の人数の関係で落とされたらしい。最悪だ。
このシステムの本当におかしい部分は、私の友達にいる「美術でも全然できるけど音楽クラスに入った人」と「美術が全くできないから音楽クラスに入りたかったのに美術に入れられた人」という私が同時に存在することだ。この世界の神の頭がおかしい以外で説明がつかないだろ。
美術の授業がそんなに嫌なの?と思うかもしれないが、うん、死ぬほど嫌だ。美術の授業は「絵が上手い人」のためにしか作られていない。美術教師、というか美術ができる人は自分ができることは誰にでもできると思っている自己中なので、私のような美術の苦手な人間に向けた授業は一切してくれない。美術が苦手というものに一切関心を示さない(美術は絵が下手でもなんとかなるとかほざいてる奴がその例だ)。ただの人間に興味はないらしい。その上、美術クラスの私以外は美術ができるただの人間でない奴しかいない。クラスの人にここに書いたような愚痴と同じようなことを話してみたところ「あ〜わかる」みたいなことを言っていたが絶対わかってない。
置いていかれる上に、救いもない。この感情が理解できる人となら私は友達になれるだろう。
この間初めての授業があったが、デッサン用の鉛筆を削るということをした。
カッターナイフで。どうやら教師は鉛筆削りという最高のアイテムを知らずに生きてきたようだ(一応芯を長く出すという目的はあるが)。
「難しそう」と思っただろう。思わないなら去ってくれ。そう、難しいのだ。削り始めの鉛筆の根本(?)から先端までが一直線になるようにとか言われたがそんなに綺麗にできるわけないだろ。周りの人はシャッシャッと綺麗な削りかすを次々と生み出していくが、私の鉛筆からはゴ…スッという擬音でいびつな形のものしか出てこない。芯の部分は変な形になっている。なんだこれ。
それを見た教師は「授業でやるのが大変なら家でやってきな」と言っていたが家でも綺麗に削れなかった。
ゴールデンウィーク明けの今日、美術の授業がある。前日の睡眠時間を削るなどして仮病ならぬ実病を使って全力でサボろうとしてみたが元々の自分の生活が健康的過ぎてその程度で体調を崩すことはできなかった。ちくしょう。
まあいいや。そろそろ学校に行く時間だ。
行ってきます。
この日記を書いている主人公のモデルはそっくりそのまま筆者の私、御坂御傘で、内容の半分以上、というかほとんどは現実の私の愚痴です。ストーリー性がほとんどなくてごめんなさい。
私の過ごす日々が最近憂鬱なので、その愚痴をこの主人公に代弁してもらっているわけです。頭の悪い子供を見ているような気分で読んでいただけたら幸いです。
投稿は現実での休み明けに合わせてしていきたいと思っています。




