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第11話 蠢く闇

前回のあらすじ


道化師との戦闘に入った速斗。

道化師の強さに圧倒されていた。

そんな中、道化師は囚われの二人を殺してしまうと提案する。

二人を守るため、速斗の隠された力が目覚める。


では、最新話、どうぞ!

「…」


 速斗は未だに意識を取り戻せずにいた。

 いや、取り戻せない、という表現の方が正しいのだろうか。

 とにかく、今速斗は無意識の領域へと誘われていた。


 ☆☆☆


(ここは…どこだ?そもそも俺はなんでこんな場所に?確か、俺は道化師と戦って、二人を殺されそうになって…それで…あれ?どうなったんだっけ?)


「…俺、死んだのかな?」

「死んでなんかいないさ!」

「おわっ!?だ、誰だ!?」

「そんな驚かなくてもいいじゃないか。人をお化けみたいに…」

「うっ…確かにそうだな。すまない」

「うん♪それでよろしい!」

「で、あんたは一体誰なんだ?」

「僕かい?…そうだなあ、君の中のもう一人の君だね!」

「…意味がわからないんだが」

「まあ、そのうちわかるさ♪」

「で、俺は死んだのか?」

「い~や、死んでないさ。ただ、今の君は死にかけてるってだけかな」

「いやいや!それをだけですまされたらこっちはなかなかにきついんですが!?」

「アハハっ、ごめんね?でも、とにかく君は死んでいない。ただ、力を使いすぎちゃったってところかな」

「力を?」

「うん!力を使いすぎると重度の疲労に陥ったり、ひどい時は身体が破壊されるんだ〜」

「…やばいじゃないか!で、俺の身体はどうなってるんだ!?」

「まあまあ、そう焦らないの。えーと、身体はボロボロ疲労もピークに達してるってとこかな。だからこそ死にかけてるんだね!」

「…ほんとに死にかけてるな。てか、死んでるんじゃ…」

「それはないよ!こうして僕と君が話せてるなら君はまだ死んでいない。君が死んだら僕も死ぬからね」

「ふーん…運命共同体ってやつか。まあ、死んでないならまだよしとするか。全然良くないけど」

「アハハっ、やっぱり君って面白いよね!」

「とにかく元の世界に戻してくれ」

「でも今戻ったら君激痛で苦しむことになるぞ?」

「いいから早く戻してくれ!アッシュと風華を助けないと!」

「…わかった。じゃあまた会おうね」

「あんまり会いたくはないがな…。ここに来るってことは恐らく死にかけてるってことだろうし」

「そうだねえ…じゃあ戻すよ!」


 その瞬間俺の足元が光った。


「激痛で死なないでよね!」

「大丈夫さ!じゃあな、もう一人の俺!」


 そうしてもう一人の俺との対談を終え、俺は現実の世界へと戻った。


 無意識の領域にいる神速(・・)の継承者は誰もいないが、誰にも聞こえないような小さな声で言った。


「君なら…もしかしたら…このせかい…す…るか…ね」


 ☆☆☆


「…ここは、って、いってえ!!!!」


 俺は意識が戻った途端、激痛に襲われた。


「ここまで、とは、な…」


 そして、また意識を失った。

 そして、激痛によりまた意識を取り戻した。

 そして、また意識を失った。

 そして………


 ………一時間後、ようやく歩けるようくらいには回復した速斗であったが、やはり身体はなかなかうまく動かない。


「…歩けるまでは回復したが、何かがおかしいな…。歩いてるけど今までとは違うような…違和感がある。なんでだ?」


 それもそのはずだ。

 速斗の身体は今回の事件でまたもや破壊と超再生を繰り返し、身体をさらに強化したのであった。

 元々一度強化された身体だったので前よりも回復の時間は短くなったのだった。


「また、あの破壊と再生を繰り返したのか?どうなってるんだ、俺の身体は…。だが、慣れれば恐らくだが、前よりもうまく動ける気がする。やはり、風華に特訓をまた頼んでみるのが一番…って、そうだ!アッシュと風華を探さないと!確か…道化師の野郎は二人は外に出してあるって言ってたな。…あれ?なんでこんなこと知ってんだ?まあ、いいか。とにかく、二人を探そう」


 速斗は二人を探すべく、訓練場の外へと歩いていった。

 案外二人は近くにいて、すぐに見つけ出すことが出来たのは不幸中の幸いだった。

 しかし、アッシュはなかなかに死にかけていた。


「おい、アッシュ!しっかりしろ!」

「はやく〜、みずを〜…」

「ほら!お茶だ!飲み干せ!」


 俺はアッシュの口を開け、水筒の中身を一気に流し込んだ。

 そのおかげか、アッシュは生気を取り戻したようだった。


「はぁ…生き返ったぜ。サンキューな、速斗」

「いや、こっちこそすまない。遅れてしまった」

「何、いいってことよ!」

「後は風華か。すまない、歩けるか?」

「ああ、大丈夫だけど。なんでだ?」

「歩けるならもう帰るんだ。もう六時を回ってる」

「えっ!?嘘だろ!わかった、じゃあ帰るわ!お先に!」

「ああ、また明日な」


 アッシュと俺は別れた。


(さて、風華の様子だが…特に外傷もない。何かをされたわけでもなさそうだ。ただ、気絶させただけのようだ。良かった…風華が無事で)


「だが、これは当分起きそうにもないな…。仕方ない家まで送るか…。今の俺、背負えるのか?」


 俺は自分の身体を心配しつつ、風華を背負おうとした。

 しかし、そこで予想外の問題が発生した。


「よいしょっ…ってあれ?風華ってこんな軽かったっけ?」


 そう、風華が以前よりも格段に軽くなった感じがするのだ。

 風華を背負ったのは確か入学試験の前日、つまり一ヶ月も経っていないくらいだ。


「こんな短期間で体感で大体五キロも痩せるか?いや、無理だ。なら、どうして…」


 速斗の身体の破壊と再生はとんでもない力を生んでいるようだった。

 しかし、当の本人は気づくこともなくただただ帰ろうとしているだけだった。


「まあ、今はまだ身体の感覚が麻痺してるだけだろうな。よし、じゃあ帰るか」


 こうして、速斗と道化師との対決は終焉を迎えた。


 しかし、道化師との戦いはまたそう遠くないうちに来ることになる。

 そう速斗は感じていた。


「道化師の野郎。あいつは強すぎる。俺もみんなを守れるように強くならないと…。でも、なんで今回は道化師は消えたんだろうか…。一方的に俺がやられてたのに…。まあ過ぎたことを考えても仕方ない。とにかく早く帰ろう。今日は疲れた…」


 早く自分のベットで意識を失ってしまいたいと考えつつ速斗と風華は帰路についた。


 ☆☆☆


「…以上が今回のご報告となります」

「…そうか。ご苦労だったな、道化師(ハンスヴルスト)…と名乗っているのだったな、道化師(ハンスヴルスト)よ」

「身に余る光栄でございます。(ロワ)よ」

「よい、下がれ」

「はっ!」


 道化師は(ロワ)と呼ばれる者の部屋から立ち去った。


「…そうか、神速の継承者が遂に現れたか…。これは楽しくなってきたぞ…。フハハハハっ!!!!」


 不気味な笑い声がその部屋中に響いていた。

文章ってどうすれば上手くかけるんでしょうね?


とにかく、楽しんでいただけたら幸いです!


できればbm、感想、評価よろしくお願いします!


これからも神速に至る最弱〜神速の継承者〜をよろしくお願いします!

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