1/10
【プロローグ】転移の仕方、せめてこだわりたかった
はじめての投稿です。ゲーム好きの冴えない主人公が、知識だけで異世界を生き抜く話です。よろしくお願いします
今日も退屈な授業・いつもと変わらない風景。ノートはとっているが半分も理解できない。
竹中ハルキ、十七歳。身長は平均以下、顔は地味、成績はクラス三十二人中の三十一位。運動は壊滅的で、女子に話しかけたことは中学以来一度もない。
唯一の趣味は、ゲームだ。
放課後も、休日も、飯を食いながらも、ゲームをしていた。RPGが特に好きだった。自分がどこにでもいないような英雄になれる気がして。現実では何もできなくても、画面の中では――まあ、それなりに。
(親も期待してないんだろうな、とは思う。「落第だけはするなよ」が、うちのオヤジの口癖だった。夢とか、将来とか、そういう話は一度もしたことがない。)
家に帰って、カバンを投げ捨てて、すぐゲームを起動した。今日クリアしたいダンジョンがある。ラスボスの手前まで来ていた。
モニターが光った。
それが最後の記憶だった。
続きは第七章まで書いてあります。定期的に投稿予定です。感想いただけると励みになります!




