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「奇跡」
目覚めるとそこは婚約発表の前日だった。
「うそ……。」
真っ先に扉へと走る。勢いよく扉を開けた。どんっ!
「いたた……。お嬢様、急に開けなっ……」
奇跡だ。また、会えた!
「お嬢……っ?!」
涙が流れる。
「どうしたんですか?どこか打ちましたか?!」
「ふふふっ、それは貴方の方よ!」
「そうですけど……」
普段見せない涙に、ルイはおろおろとしていた。
「ルイ!」
いきなり唇を奪う。
「んっ?!」
すぐにそれは離れて行く。
「ルイ、好きよ。」
「?!」
「返事は?」
「あっ、ぼ、僕も、好きです!」
「うん!」




