「2人のその後」
結局、舞踏会には行かなかった。その代わりメアリーは得がたいものを得た。
「ルイ!」
柔らかい感触が唇に伝わる。
「んっ...」
そっと唇が離れる。
「やっと、僕のものに、できた……。」
「ふふ、バカね。私は私のモノよ。誰にだってあげないわ。」
「そう、ですよね。」
ルイはそう肩を落とす。
「ええ、でも、貴方はずっと私のものよ。」
そう言ってルイの頬に口づける。
「お嬢様……」
「これからはメアリーって呼んでね?」
「!はい!メアリー様!」
「様いらないわよ?」
「あははっ癖で!」
夜、ルイが人目をしのでやってくる。
「ルイ、いらっしゃい。そこに座って!」
2人はベッドへと座る。
「め、メアリー様。」
ルイが上着を脱ぐ。上半身が露わになる。そこにはかつてのようなガリガリの肉体はなく、男性らしく鍛えられた細身の身体があった。
「ルイ、いつの間にこんなに、その、鍛えたの?あんなにガリガリだったのに……。」
「お嬢様に、男として、見てほしくて……。」
メアリーは赤面した。
「…………ばか。」
「お嬢様。好きです。」
キスされる。メアリーはそのままベッドに押し倒された。
「ルイ……。」
「お嬢様。今夜は……その、一緒に添い寝してくださいますか?」
「は?」
呆気に取られる。
「添い寝?それだけ?」
「え?だって他に何が?」
「いや、なら何故脱いだ?!」
そうだ、性教育なんてしてこなかった。下手すれば子供の作り方も知らないのかもしれない。
「これは、その。お嬢様に見ていただくて……」
「はぁ、ばか。」
「すみません。」
その後はルイの希望通り添い寝した。




