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第25話 調査開始

前回のあらすじ

姉妹と同衾したら妹ちゃんに大事な所をニギニギされちゃいました……。


※ブクマ登録して頂いてありがとうございます!



「イッタァーーァァアアアアァァッァゥィーーーーーーーーーー!!!!!」

「ふにゃ……?」


俺は余りの痛みで咄嗟にソフィちゃんの手を解きその場で転げまわる……と


「え?どうしたの!?」


俺の悲鳴でアイルが目を覚ましてしまった。


「あ………あはははは。ぐっもーにん………ニッコリ」


俺はまだマイサン(股間)の悲鳴に耐えながら勤めて満面の笑みでアイルに朝の挨拶をした。

アイルのシャツの中で。つまり胸の谷間に顔を埋めた状態で。

(お胸 俺顔 シャツ)の状態だ。


「………////……きゃぁぁぁっぁぁぁぁlそぇppかがおいじゃdけ!!

何をしてんのぉぉおお!!!」


ボコー


俺はアイルからあらゆる罵声を浴びせられながらボコボコにされた。


「………アイルのラッシュを受けるのは出会ってすぐ以来か。」


そんな事を思いながらサンドバッグ状態で俺は右に左に拳を受け続けた。

あ………死ぬかも(笑)


「はぁはぁはぁはぁ………何なのよ!!朝っぱらから!!このすけべ!!」


俺はボコボコにされて横たわっている。

冷たい地面がキモチイイ……。

この騒動を聞きつけた4人組『太陽の風』のメンバーもこちらに集まってくる。


「兄ちゃん、いくら溜まってるからって流石に兄妹に夜這いはないぜ……。」

サル顔のジンが俺を助け起こし溜息をつきつつそんな事を言う。


「ちがーーーう!!違うんだ!いや、ちょっと…ちょっとだけっ……って違うんだ!!不可抗力でシャツの中に入ってしまったんだ!!っ」

「何の不可抗力だよ……。」

「……………。」


「『ソフィちゃんに俺の息子さんをニギニギされて痛みの余りもんどりうっていたらアイルのシャツの中に偶然、頭が入っちゃいました』なんて言った日にはまたアイルのラッシュが再開されるのは目に見えている……。

と言うか、俺達の関係性、シェール達には勝手に『兄妹』って認識されてるのか。

……こんなカワイイ妹達なら手を出してしまっても仕方がな……。


ボコッ!!


「また変な事考えてたでしょ!!」


アイル様、今日も調子良さそうで安心ですよ。おじさんは。

殴られる事でアイルのその日の健康状態が分かるバロメーターみたいになって来てるな。


「そんな事よりだな……。陽が昇ってから気付いたんだが……これ何が起きたか知らないか?」


……リーダー(仮)のシェールが指を指し示す先は……。

そう。昨夜、俺が『ファイアソール(疑似か○はめ波』)を放った場所を指していた。


「ちょ……ちょっと何よ!!これぇ!!」

「うわッ!!何だ!!これ!!」

「………っ!!」


エチルさん、ジン、カバールさんのリアクションだが、一様に驚愕の表情をしている。

それはそうだろう。

自分達が野営したすぐ傍の森一体が一直線に消失してるんだしな。

シェールが続けて語り出す。


「俺も明るくなってから軽く周辺一体を確認してみたんだが、何か炎で焼かれたみたいだな。」

「炎で焼かれたって……こんな一直線に焼き尽くされるって、ドラゴンブレスと類似してるんじゃない……!?」


「「「!?」」」


エチルさんのその指摘に太陽の風の他の3人に緊張が走るのが分かった。


「この近くにドラゴンが居るって事なのか……!?」


ジンが緊張気味にそう呟く。


「このルク・スエル周辺でドラゴンが出たなんて聞いた事ないですよ……。」


額から冷や汗なのか汗を垂らしながらカバールさんが答える。


「…………。」

「…………。」


俺とアイル、ソフィちゃん3人はその4人のやりとりを傍から見ている。


「どうすんの?」


アイルが俺を肘で突きながら囁いて来た。

どうするも何も……正直に言ってもめんどくさそうだし……。

ここは居る筈のないドラゴンさんに被って貰おう。


「えぇ~~~!!ドラゴンがこの辺にいるんですかぁぁあ!?ボクコワイナー(棒読み)」

「……ちょっと!しらばっくれるつも……ぃ?」


アイルが大声でそんな事を言いそうになるので咄嗟にアイルの口を押えて4人に背を向ける。


「ホントの事を言っても信じて貰えないだろ?貝殻級シェルの俺がやりましたなんて……。しかも魔法を使った事もない俺が……。」

「そうだけど……でもこのままじゃ『ドラゴン』のせいになっちゃうわよ?」

「でもその『ドラゴン』さんはこの周辺にはいないだろ?」

「そう、だけど……。」

「だからこれはドラゴンさんがやらかしたって事にした方が丸く収まるから。」

「そうかなぁ……。余計にややこしくなりそうだけど……。」

「ダイジョウーブダイジョーブ。」


そう二人で口裏を合わせているとソフィちゃんが目をキラキラさせながら俺をみている。あれ?聞かれた?


「お兄ちゃんがやっ……モゴモゴモご!?」

俺はソフィちゃんの口も咄嗟に押さえる。


「ソフィちゃん!シーッ!!やったのは確かにお兄ちゃんだけど、秘密!!いい?」

「何で秘密なの?」

「………実のところ、被害状況が分からないから。……またギルドの闘技場みたいに修繕費とか請求されるかもしれないし……闘技場の件はギルマスの筋肉ダルマのせいになったから良かったけど……。だからソフィちゃん!秘密ね!!」

「闘技場?の事は知らないけどわかった!!」

ニコニコ顔でそう答えてくれるソフィちゃん……うん。今日も笑顔がカワイイね。


するとシェールが話しかけてくる。


「なぁ……俺達はこの一直線に焼かれた森をギルドに報告する為に調査しに行くが、おまえ達も出来たら同行してくると助かるんだが……。」

「調査?」

「あぁ……。もしドラゴンがこの森にいるとしたらルク・スエルにも影響があるかもしれない……。この先にドラゴンがまだいるかもしれないが……。

君たちは銀級シルバー貝殻級シェルだが、実力的には白金級プラチナにも劣る事もなさそうだし……どうだ?」


どうしようか……。

とは言え、断るのも不自然かな……。


「アイル団長……どうしますか?」

「都合のいい時だけ団長にしないでよ……。ドラゴンなんていないし、別に受けてもいいんじゃない?こんな茶番。」

「大丈夫ですよ!!」


当然、危険なんてある訳もないので俺はニッコリ白い歯を見せながら親指を立てて華麗にサムズアップを決め調査に同行する事に同意した。


そうして俺達3人と太陽の風4人はドラゴンが吐いた(茶番)と思われる森林の焼け焦げた痕跡を追って歩き始める。


「このブレスの跡、どこまで続いてるんだ?」


ジンは『ファイアソール(疑似かめは○波)』の痕跡を見ながらそう呟く。

もう2時間以上、歩いているが、まだ『ファイアソール(疑似か○はめ波)』の痕跡は続いていた。


「しかしこの方向ってルク・スエルの街に向かって行ってるよな?」

「そうですね。あの野営付近から放たれたブレスは一直線に街の方角へ放たれています……。街に被害が出ていなければいいのですが……。」


シェールとカバールさんがそんな懸念をしている。


………。

……………。


まずい……。俺、街の方向にぶっ放しちゃったの?

魔法が使える事に浮かれて適当に放ったからなぁ……。

マップで確認もしたけどこんな遠目まで確認はしてなかったし……。


「パンツ……あの魔法、有効射程はどれぐらいあるのよ?」


アイルが俺に囁き声で尋ねてくる。

………正直知らん。

有効射程なんて考えずにぶっ放したしな。

威力は抑えたつもりだけどここまで続いているとは思わなかった。


「おい!!あれ……見ろよ!!」


シェールが指さす先には何か黒焦げになってるモノが転がっていた。


俺の背中、脇から汗が一斉に吹き出す。

ま、まさかマジで旅人や冒険者を巻き込んでしまったかもしれない……。


その黒焦げの物体は、長さ20mを優に超える大きさの細長い生き物?蛇?っぽいモノが転がっていた。

端々に紫と緑色の斑点模様の鱗が見え、焼け残った胴回りは軽く2mを超えていそうだ。


「こ、これって……『ギガントパイソン』じゃない……?」


久々のモンスター登場です。

死骸ですけど…。

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