220 小学校最後の試合 ~第五試合前半戦(その5)~
GKはゴールポストの前で腕を組んでいる
気分は宇宙怪獣を退治する最強のロボット
名作だよな!
・・・初めて見た時興奮して眠れなかった
こほん
失礼
もちろんオレは正しい行為をしていると信じている
不当な仕打ちには声をあげることが大事なんだ
たとえ無茶だと思っても
無理だと思っても
無謀と思われても
無駄だと思っても
声をあげることが大事だ
誰も聞いてくれないなら自分でヤっちゃえば良いんだよ
復讐するはワレにあり
名作劇場だね
ウルトラマン
ガイバー
クルス機関
某ネコ耳学級委員長
D機関の化け物たち
みんな一人で戦っている
おまけに勝ち続けている
見習うのは当然だ
大体、人生長いんだ
相手は常に完璧でいられすはずはない
絶対に失敗する
どんなに小さい物でもいいんだよ
スキができたら、そこで足を引っ張るか、嵌めるかは相手の嫌いな方を選べば良い
小さいことをコツコツ積み上げていけば最後には破滅しているよ
千里の道も一歩から
アリの穴で堤防が崩れる
昔の人は良く言ったものだ
どこかの緑の髪の毛の超人も言っていた
最後に勝敗を決めるモノは負けない意思だ、と
え?
オレ?
もちろんやられたことは絶対に忘れない
報復もやらなかったことはない
現に今も現在進行形だ
いや~、悪党を破滅させるって気持ちがいいね!
元気だね
ナニかいいことあったのかい?
今、そう聞かれたら
「うん」
って答えられる自身があるな
・・・誰か聞いてくれないかな
<ピーピーッ>
前半終了の笛が鳴った
さあ後半も悪党退治だっ!
・・・楽しすぎて顔がにやけるな




